日付、郵便番号、通貨、時刻表示など、各国固有の表記スタイルを日本語版から使用できるようになっている。また罫線関係やセキュリティ関係の機能も強化されている。
Microsoft Excel 10英語版ベータ1 |
ワールドワイド対応の表示形式
日付、郵便番号、通貨、時刻などの表記方法は、国によって異なる場合がある。
これまでの日本語版では、海外の表記を使用する際に制限があったが、Excel 10ではこの制限が少なくなり、外国向けの領収書などの作成がより簡単になった。
数式関係の機能強化
数式をステップ実行する機能が搭載された。この機能により、数式のどこに誤りがあるのかなどを簡単に見つけ出すことができる。
また、数式の入力中に、対象となるセルに色が付き分かりやすくなっている。さらに、数式の入力を簡単にする細かい機能が付いている。
罫線ツールの強化
Excel 10では、それまでのExcelと比べ、非常に罫線が引きやすくなった。
[罫線]ツールバーの操作で簡単に罫線が引ける。罫線を引くときはペンの形、罫線を消すときは消しゴムの形のマウスポインタが表示されるので直感的に編集することができる。
強化された保護機能
シートごとの保護機能が強化された。複数の担当者が1つのブックを別々に編集する場合、他のユーザーには編集されたくない部分がある場合がある。Excel 10では、シートごとに細かな編集許可の属性を付けることができる。
これにより、行の挿入、数式の変更、書式変更などをロックするかどうかを、1つずつ細かく設定できるようになっている。
検索・置換機能の強化
ブック内のすべてのシートに対して、検索や置換をすることができるようになっている。検索報告、検索対象も細かく指定することができる。