このページの本文へ

米コネクティクス、『Virtual PC 4』を発表、従来比2倍の速さ

2000年12月05日 23時12分更新

文● 協力:林信行/編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米コネクティクス社は5日(米国時間)、Macintosh用PCエミュレーターの最新版『Virtual PC 4』を発表した。Windows 98とセットになったバージョンが店頭価格199ドル(約2万2000円)。また、Virtual PC 3からのアップグレードバージョンの店頭価格は79ドル(約8700円)としている。

Virtual PC 4の画面
Virtual PC 4の画面。複数のOSが同時に起動しているのがわかる

Virtual PC 4の対応するシステムは、PowerPC G3/G4搭載のMacintoshで、OSはMac OS 8.5以降。新バージョンの特徴は以下の通り。

  • バージョン3と比較して最大2倍の実行速度(G4のベロシティーエンジンにも最適化され、マルチメディア関連処理ではさらに高速)
  • エミュレーションするOSに対し、最大512MBまで割り当て可能。割り当てメモリーの変更の際にアプリケーションを終了する必要なし。
  • Virtual PCに割り当てる仮想HDDの容量は、必要に応じて変更可能。Mac OS上のHDD容量は、Windowsが実際に使っている容量に比例する。
  • 3ボタンマウス、ホイール付きマウスのサポート。
  • HDD管理、ビルトインヘルプなどのアシスタント機能。
  • Windows 98とWindows 2000など複数のOSをマルチウィンドウで実行可能。
  • コネクティクスでは、あらかじめ仮想HDDにPC-DOSと、Windows Meをプリインストールした製品の発売を12月と2001年1月に予定している。また、Windows 2000、Windows 95、Linuxサポートされる予定という。

    コネクティクス社Director, Macintosh Productsのカート・シュマッカー(Kurt Schmucker)氏によると、Virtual PC 4の日本語版は、2001年2月の“Macworld Expo/Tokyo”にあわせる予定とのことだ。

    カテゴリートップへ

    注目ニュース

    ASCII倶楽部

    プレミアムPC試用レポート

    ピックアップ

    ASCII.jp RSS2.0 配信中

    ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン