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TTC、第33回標準化会議で120件の標準を決定

2000年12月05日 18時45分更新

文● 編集部

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(社)電信電話技術委員会(TTC)は11月30日、同日開催の“第33回標準化会議”において、120件の標準を決定したと発表した。決定された標準は、新規制定が31件、改定が87件、廃止が2件。決定された標準には、“第3世代移動通信システムにおけるグローバルローミング”、“テレビ電話/インターネット電話における高効率で高品質な音声/オーディオ通信”、“低ビットレートマルチメディア通信端末でのMPEG4システム多重化ストリーム”、“HDTVのスクエアピクセル共通画像フォーマットへの対応”、“公衆電話網での番号以外の発信者関連情報の通知”などがある。

特に、第3世代移動通信システム(IMT-2000)でのグローバルローミングが普及すると、日本国内で使用の携帯端末で、世界中のどこでも国内と同様のサービスを受けられるという。また、低ビットレートマルチメディア通信端末でのMPEG-4システム多重化ストリームとは、ISDN回線を用いたマルチメディア端末で、MPEG-4で多重化された画像ストリームを扱えるようにするもの。そのほか、公衆電話網での番号以外の発信者関連情報の通知は、通信事業者に保持されている発信者の情報を交換機が参照し、着信者に通知するというもの。標準化では、発信者関連情報の取得に必要な信号手順などを決定した。

なお、TTCは、電気通信全般に関する標準化とその普及をはかることを目的として、'85年10月に設立された民間の標準化機関。

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