(株)アクセスは4日、μITRON4.0仕様準拠の組み込み用リアルタイムOS『μMore(マイクロモア) v4.0 for Mobile』を発売したと発表した。
μMoreは、省電力機能“Easy Power Save”をOSレベルで搭載し、AVE-TCPネットワークモジュールを搭載した、次世代携帯機器向けのリアルタイムOS。組み込みブラウザーとして広く使われているNetFront/Compact NetFrontとの組み合わせのほか、単独でも実装可能で、省電力、高性能、高機能な製品開発が行なえるという。新バージョンの『μMore v4.0 for Mobile』では、新しい標準規格のμITRON4.0に準拠した。μITRON4.0仕様では、アプリケーションのポータビリティーを向上させるため標準的な機能セットを定めたスタンダードプロファイルが規定されており、『μMore v4.0 for Mobile』では、このスタンダードプロファイルをサポートする。
『μMore v4.0 for Mobile』SDK開発キットには、PCエミュレーターやMMSOシステムオブザーバーなど、アプリケーション開発支援ツールが標準添付され、リファレンスボード上で動作確認済みの初期化コードやデバイスドライバーがサンプルソース提供される。対応CPUはSH-3、SH-4およびARM7TDMI。価格はSH7709ASE評価ボード上で性能評価が行なえる『μMore v4.0 Evaluation Package』が10万円、 移植開発キットの『μMore v4.0 SDK Source Package』は300万円。なお、パソコン上でのアプリケーション開発と機能評価が行なえる『μMore v4.0 Demo Package』は無償で提供され、アクセスのウェブサイトからダウンロードできる。
