最後にベンチマークテストの結果をまとめておこう。テスト環境は「Millennium G450/SPECTRA 8800/3DBlaster GeForce2 Ultra」のレビュー時と同じく、PentiumIII-800EBMHz、メモリ128MB(PC133)、マザーボードは「CUSL2」を使った。比較対照が、最高速クラスのGeForce2 UltraやGeForce2 GTS(DDR SGRAMモデル)のため、30~50%程度およばないケースもあるが、1024×768ドット/6万色で80fps以上(QUAKEIII ArenaDEMO)など、高速な3D性能を発揮していることがわかる。
TwinView機能では、G450の誇る「DVD Max」(DVD-Videoなどオーバーレイ表示する画面を2つめの出力端子からフルスクリーン表示する)に相当する機能がなく、最大解像度も800×600ドット/フルカラーと用途はかなり限定されるが、3D描画能力はG450をはるかに凌駕する。さすがにGeForce2 GTS/Ultraなど最高速クラスと比べると分が悪いものの、実売2万円以下というリーズナブルな価格を考えれば2D/3Dで十分高速なこのビデオカードは買い得感の高い一品だ。
製品名 | WinFast GeForce2 MX DH Pro |
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価格 | オープンプライス |
対応OS | Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000 |