ベンチマークテスト・1
意外に伸びないメインメモリ性能
さて、実際にこのリファレンスボードを試用して、このSiS730Sのパフォーマンスを検証してみることにしよう。まずは、テスト環境のOSにはWindows Millennium Editionを利用。初期インストール状態から、AGPのミニポートドライバ、SiS630/730のビデオドライバをインストールした。IDEバスマスタドライバは評価キット内に含まれていなかったため、OS標準のドライバを「DMA」のチェックを有効にして利用した。内蔵ビデオのビデオメモリとして使うメインメモリの容量は、メーカー製PCにおいて最も設定例が多いと思われる16MBに設定している。外部AGP利用時のビデオカードにはLeadtekの「WinFast GeForce256/DDR(32MB)」を利用、ビデオドライバにはNvidiaのリファレンスドライバ(Detonator 6.31)を利用している。詳しい環境は表のとおり。
チップセット |
SiS730S |
KT133 |
i815E |
CPU |
Duron-700MHz |
DUron-700MHz |
Celeron-700MHz |
マザーボード |
リファレンスボード |
MSI K7T Pro |
Intel D815EEA |
メモリ |
PC133 SDRAM(CL=3) 128MB |
PC133 SDRAM(CL=3) 128MB |
PC100 SDRAM(CL=2) 128MB |
ビデオ |
内蔵(16MB)/Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) |
Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) |
内蔵(10MB)/Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) |
HDD |
Seagate Barracuda ATAII 100(UltraATA/100) |
Seagate Barracuda ATAII 100(UltraATA/100) |
Seagate Barracuda ATAII 100(UltraATA/100) |
OS |
Windows Millennium Edition |
Windows Millennium Edition |
Windows Millennium Edition |
WV32-MEMORY
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各PCコンポーネントの基本性能を測定する編集部オリジナルのベンチマーク「WV32」。ここではメインメモリ性能を検証している。外部AGPを利用した場合でもリード性能がKT133に大幅に劣ってしまっている。メインメモリを内蔵ビデオ機能のビデオメモリとして使用した場合も、外部AGP利用時に比べて大きな性能ダウンは見られない。 |