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企業内システム統合ソフトの米ウェブメソッドが日本法人を設立

2000年12月01日 20時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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企業間、企業内のシステム統合ソフトウェア製品を手がける米webMethods社は11月30日に、100パーセント出資の日本法人“ウェブメソッド株式会社”(東京都港区)を10月2日付で設立したと発表した。ウェブメソッド(株)の代表取締役には小泉明正氏が就任する。当初の資本金は1000万円で、2001年度中に増資する予定。

米ウェブメソッドは'96年に現社長兼CEOのフィリップ・メリック氏によって設立された企業で、企業間および企業内のシステムを統合するソフトウェア製品を“B2Bi”(※1)システムとして提供している。同社の提供するB2Biシステムは、“EDI”(※2)、“OBI”(※3)、XML、マイクロソフト社の“BizTalk”(※4)などの業界標準を幅広くサポートすることが特徴。同社のシステムは世界の500社をおける企業の基本システムとして採用されているという。

※1 B2Bi(ビー・トゥー・ビー・アイ):企業間ビジネスインテグレーション。

※2 EDI(Electronic Data Interchange):電子データ交換。eコマースに関する情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。

※3 OBI(Open Buying on the Internet):インターネットを利用した共同購買システムの標準仕様。

BizTalk:マイクロソフトが推進するeコマース戦略の名称

日本市場においては現在、i2テクノロジーズ・ジャパン(株)、SAPジャパン(株)、NTTソフトウェア(株)、ソフトバンク・テクノロジー(株)、日本アリバ(株)、日本オラクル(株)の6社とパートナー関係構築を進めているという。複数の企業間で異なるシステムを統合する『webMethods B2B Server』、企業内の異なるアプリケーションを統合する『webMethods Enterprise』、メインフレームと接続してホストシステムをサポートする『webMethods Mainframe Intergration Server』といった同社の製品群をまとめ、『webMethods B2Bi Solution Suite』としてパートナー各社と日本企業への導入を進めていくという。また、現在ウェブメソッドは米本社の100パーセント出資となっているが、パートナー企業に対して出資を募っていくとしている。

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