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富士通研究所、携帯電話向けインスタントメッセージサービスを開発

2000年12月01日 19時09分更新

文● 編集部

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(株)富士通研究所は11月30日、携帯電話環境に対して、インスタントメッセージの技術を採用し、発信者側が受信者の状況を事前に知ることができ、それに応じて電話またはメールが可能なサービスを開発したと発表した。

同サービスでは、受信者側の状況を伝えるプレゼンス情報として、電話をしてよいかどうかなどの情報、現在の気分を絵文字で表現した情報、近況などを文字で表現した情報を設定・参照できる。サーバーに自分用のメンバーリストを作成でき、プレゼンス情報やその更新状況を参照できる。特定の相手のプレゼンス情報の更新をメールでも通知してもらえる。プレゼンス情報を参照後に、ワンタッチでメッセージング(メール)や電話が可能。プライバシー保護のため、プレゼンス情報を参照するには、参照される人の許可が必要となる。また、近況を文字で設定するプレゼンス情報は、相手によって内容を変更できる。

同サービスは、武庫川女子大学の藤本憲一助教授と共同で、同大学の学生による3ヵ月間のトライアルを行なった。さらに広い範囲で、サービスを評価することを目的に、同社が実験公開しているPCユーザー向けチャットサービス“CHOCOA.NET”において、4日から実験サービス“Chepre(チェプレ)”を開始する。当初は、iモード携帯端末を対象とする。

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