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CUSTOM PC WORLD 2000からわずか4日で「K7T Master-SI」が販売開始

2000年12月01日 00時12分更新

文● Jo_Kubota

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 VIA Apollo KT133を搭載する、ワークステーション用途を意識したマザーボードがMSIから新たに発売された。その名も「K7T Master-SI」。先日行われたCUSTOM PC WORLD 2000でも当マザーボードは出品されており、紹介からわずか4日ほどでアキバに登場したことになる。



至れり尽くせりなマザーボード

 K7T Master-SIの特徴は、オンボードで搭載されるSCSIとIEEE 1394の両コントローラだ。SCSIコントローラはUltra 160に対応したAdaptecのチップ「AIC-7892」。LVDデバイスとナローデバイスを混在して、LVDのパフォーマンスを損なわずに利用できるという“SpeedFlexテクノロジ”に、同チップの隣に搭載されている「AIC-3860」により対応となっている。

 

IEEE 1394チップはTI製だ

 また、IEEE 1394コントローラのコネクタはマザーボード上ではなく、ハーネスを接続しスロットにコネクタを配置するタイプとなっている。さらに、オンボードでサウンドチップも搭載する。

 その他の特徴としては、AGP Pro/4Xモードに対応したAGPスロット、6本のPCI、1本のAMRを装備することによる高い拡張性が挙げられる。さらに、マザーボード上にはATX 12Vコネクタが装備されており、至れり尽くせりといった感じだ。大容量のメモリを搭載するOpenGLカードなどを使う際には心強い仕様である。

 11月30日から販売を開始している高速電脳での価格は3万9800円。最近のマザーボードにしては高価である。しかしUltra 160 SCSIにIEEE 1394、高い拡張性などは、ビデオ編集などに最適な1枚であることは間違いないだろう。ワークステーション用マザーボードとしての資質も十分にあると思われる。



South Bridgeは“VT82C686A”。CUSTOM PC WORLD 2000では“B”だったので、この点がやや残念だ。
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【取材協力】

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