T-ZONE.PC DIY SHOPでは店内でデモを行っている |
HDDの大容量化と低価格化もあいまって、キャプチャカードブームが続いている。人気なのは当然テレビチューナー付きで、タイムシフト再生機能があるもの。先週アキバの各ショップに登場し大人気を得ているカノープスの低価格キャプチャカード「WinTV DVR PCI」はソフトウェアエンコードだが、29日にはエスケイネットがテレビチューナー付きのハードウェアMPEG2キャプチャカード「WinTV PVR for PCI」を発売し話題となっている。いち早くこのカードを販売、店頭でデモを行っているのはT-ZONE.PC DIY SHOP。
「WinTV PVR for PCI」が搭載しているエンコードチップは、VisionTeck社のVTKFIRLO1で、解像度とビットレートなどは下記の通り。
解像度 | ビットレート | エンコード方式 |
352×288ドット | 115kbit/sec(VCDモード) | MPEG1 |
480×480ドット | 2Mbit/sec(Half D1) | MPEG2 |
720×480ドット | 4.5Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
*720×480ドット | 6Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
*720×480ドット | 8Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
*720×480ドット | 12Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
*2000年12月上旬アップロード予定のアップデートモジュールにより可能
「WinTV PVR for PCI」の店頭価格は3万4800円 |
キャプチャ中でもテレビや入力画面を60フィールド/sec、720×480ドットのオーバーレイ表示が可能だという。オーディオサンプリングレートは44.1KHz、24bit。入出力端子はSビデオ×1(変換コネクタ)、コンポジット×1、ステレオミニピンジャック×1(各出入力)となっている。T-ZONE.PC DIY SHOPでの店頭価格は3万4800円。
また、同時にUSB版の「WinTV PVR for USB」も販売を開始。こちらはGlobeSpan社のMPEG2エンコーダチップiTVC12を搭載しており、設定モードは下記の通りとなっている
解像度 | ビットレート | エンコード方式 |
352×288ドット | 115kbit/sec(VCDモード) | MPEG1 |
480×480ドット | 2Mbit/sec(Half D1) | MPEG2 |
720×480ドット | 4.5Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
720×480ドット | 6Mbit/sec(Full D1) | MPEG2 |
こちらの入出力端子はSビデオ×1、コンポジット×1、ステレオL/R×1、ステレオミニピンジャック×1。価格は2万9800円
i-EPG留守録画機能に関しては対応予定とのシールが貼られていた |
両製品ともタイムシフト再生機能を装備し、ステレオ/二カ国語放送に対応している。インターネットにアクセスして録画予約を行うことのできるSonyのi-EPG留守録画機能もサポート予定だ。 ただ、残念なことに対応OSはWindows98/Windows98SE/WindowsMeのみとなっており、Windows2000に関しては今後対応予定とのことである。
※なお、この製品に関する詳細レビューを近々DigitalBuyerの製品レビューで紹介する予定だ。【取材協力】