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オートデスク、建築設計のプロフェッショナル向け3次元デザインツールを発売

2000年11月30日 21時26分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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オートデスク(株)は30日、建築設計のプロフェッショナル向け3次元デザインツール『Autodesk Architectural Desktop Release 3』(以下、ADT3)、および3次元デザイン&プレゼンテーションツール『3D Studio VIZ Release 3i』(以下、VIZ3i)を発表した。

『Autodesk Architectural Desktop Release 3』のパッケージ

ADT3は、データをウェブ上で公開したり、ウェブ上の専用コンテンツをドラッグ&ドロップで図面に取り込んだりできる同社の既存ツール『AutoCAD 2000i』をベースにした建築設計ツール。AutoCAD 2000iのウェブ関連機能を搭載しており、ウィザード形式で図面を表示するウェブページを作成できるほか、“i-drop”機能によりウェブページに埋め込まれたシンボルやDWGファイルを作成中の図面にドラッグ&ドロップできる。

ADT3の建築構造オブジェクトを利用した画面。構造部材オブジェクトやカーテンウォールなどが用意されている

建築設計用のオブジェクトとして、カーテンウォールや組み合わせ窓、屋根、階段、建物の構造オブジェクトなどが追加された。また、日本用のオプションCD-ROMには、日本の建築仕様に合わせた家具やふすまなどのコンテンツや、構造部材カタログ、壁やドアなどのテンプレートを収録する。

対応OSはWindows 95/98/2000/NT4.0。2001年1月末発売で、価格はオープンプライス。推定小売価格は69万8000円。

VIZ3iは、建築設計のプロフェッショナル向け3次元デザイン&プレゼンテーションツール。ADT3などのAutoCAD製品群と組み合わせて利用することで、3次元デザインのプレゼンテーションデータやアニメーションデータを作成できる。

『3D Studio VIZ R3i』のパッケージ

ウェブサイト上の関連データをドラッグ&ドロップで画面上に取り込める“i-drop”機能を搭載しており、例えばウェブ上にある3次元の照明モデルと、それに関連したランプのプロパティ、仕様ファイル、テクスチャーファイルなどを1回の操作ですべて画面上に取り込める。また、作成した3次元の製品コンテンツを配信し、ウェブ上でカタログとして見せることが可能。

ウェブサイト上の3Dモデルをドラッグ&ドロップで図面に取り込める

対応OSはWindows 98/2000/NT4.0。12月15日発売で、価格は29万8000円。

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