このページの本文へ

PA-8600-550MHz搭載のUNIXサーバーを4社が発表

2000年11月30日 16時31分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米ヒューレット・パッカード社の64bitRISC プロセッサー『PA-8600-550MHz』を搭載したUNIXサーバーを、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所、沖電気工業(株)、日本電気(株)の4社が29日に発表した。

日本ヒューレット・パッカード

日本HPは、エントリークラス『HP 9000 Lクラス・エンタプライズ・サーバ』の上位機種として『モデルL 3000』を発表、同日付けで販売を開始したと発表した、出荷開始は12月中旬。

image
『モデルL30000』

『モデルL30000』はCPUを最大4個、メモリーを最大16GB搭載可能。OSは同社の64bitUNIX『HP-UX 11.0』、および『HP-UX 11i』をサポートする。ラックマウント型は1.95m EIA標準19インチ ラックキャビネットを使用した場合5台格納できる。 価格は771万4000円。基本構成はPA-8600-550MHz×1、256MBのメモリー、9.1GBのHDD、DVD-ROMドライブ、SecureWebコンソール、10BASE-T/100BASE-TX対応のLANインターフェース、HP-UX 11の無制限ユーザーライセンスとなる。

日立製作所

日立製作所は、『HITACHI 9000Vシリーズ・サーバ』のローレンジモデルとして『L3000』を12月1日に発売すると発表した。出荷は2001年2月上旬の予定。また、現行モデルである『L1000』、『L2000』において、PA-8600-540MHzを搭載可能にする機能拡張を行ない、2001年2月1日に販売を開始する。

image
『L3000』

『L3000』は、CPUにPA-8600-550MHzを採用し、最大4基まで搭載できる。また現行の『L2000』に比べ、システムバス、メモリーバス性能が毎秒4.3GBに向上し、トータル性能も約50パーセント向上したという。最大16GBのメモリー(現行機比2倍)、最大292GBの内蔵ディスク(現行機比4倍)まで拡張できるなど、拡張性も強化した。OSはHP-UX10.20とHP-UX11.0をサポートする。価格は776万1000円。

沖電気工業

沖電気工業は、ローエンドUNIXサーバー『OKITAC(オキタック) 9000シリーズ L3000』の販売を同日付けで開始したと発表した。出荷開始は12月中旬。

image
『OKITAC9000 Lシリーズ L3000』

『OKITAC9000 Lシリーズ L3000』は、PA-8600-550MHzを最大4基まで、メモリーを最大16GB(将来32GB)まで搭載可能。ラックマウント型およびデスクサイド型の2種類を用意する。内蔵ストレージや電源、ファンは電源を入れた状態で追加、交換可能なホットスワップ機能を備え、さらにCPUやメモリーの障害を予知する機能や、障害発見時の分離機能などの管理機能を搭載する。

同社では、同製品をウェブトランザクションシステムやワークグループサーバーのプラットフォームとして、積極的に販売していくとしている。価格は771万4000円より。

日本電気

NECは29日、UNIXサーバー『NX7000シリーズ』のローエンドモデルとして『NX7000/L3000』の販売を同日付けで開始したと発表した。価格は768万円より。出荷開始は2001年2月初旬。併せて、現行機の強化モデル2機種を同日付けで発売した。

image『NX7000/L3000』

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン