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アイオメガ、外付けCD-RWドライブ『Predator』発表

2000年11月28日 14時29分更新

文● 編集部 佐々木千之

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アイオメガ(株)は27日、都内で記者発表会を開催し、外付けCD-RWドライブ『Predator(プレデター)』を2001年春に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、店頭価格は未定。米国でもほぼ同時期の発売になる予定で、店頭価格は399ドル(約4万4000円)程度になるとしている。

『Predator』
『Predator』曲面を多用した筐体と、中が透けて見えるブルーのプラスチックを使ったデザインが印象的

Predatorは上部のカバーを開けてローディングするトップローディングタイプのCD-RWドライブで、書き込み8倍速、書き換え4倍速、読み出し32倍速となっている。MacintoshとWindowsパソコンで利用でき、インターフェースがUSBのバージョンと、IEEE1394のバージョンの2種類が発売される予定。オプションとしてPC カードインターフェースが用意される。米アイオメガ社は、'99年8月以降CD-RWドライブ製品の販売を行なっているが、日本で発売するのはPredatorが初めてとなる。米国では内蔵型の製品も用意するが「日本では内蔵CD-R/RWドライブ製品が一般的に販売されており、アイオメガとして販売するメリットが少ない」(アイオメガ代表取締役社長の鈴木裕司氏)として、外付け製品のみ販売していく見込み。

『Predator』
『Predator』を上から見たところ。なんとなく“ドリームキャスト”を思い浮かべてしまうのは中央のうずまきのせい?
『fotoshow』
『fotoshow』付属のリモコンでは電源のオン・オフから画像のトリミングや編集までが行なえる

また記者発表会では、デジタルカメラで撮影した画像ファイルをパソコン無しで加工し、Zipディスクに保存できる『fotoshow(フォトショー)』も参考製品として公開された。fotoshowはテレビに接続し、リモコンで操作する製品で、前面にZipドライブ、コンパクトフラッシュスロット(Type II)、スマートメディアスロット各1を備えている。デジタルカメラで撮影した画像は、コンパクトフラッシュやスマートメディアを介して、fotoshowに読み込む仕組み。画像ファイルはZipディスクに対して書き込むことはできるが、コンパクトフラッシュやスマートメディアは読み出し専用で、書き込むことはできない。参考出品ということではあったが、米国ではすでに299ドル(約3万3000円)で販売されており、日本でもPredatorに続いて販売されるという。日本での価格は未定。

『fotoshow』フロントパネル
『fotoshow』のフロントパネル。Zipドライブスロットの下に、コンパクトフラッシュスロットとスマートメディアスロットが並ぶ
『fotoshow』背面
『fotoshow』の背面。左から、電源コネクター、USBポート、S映像端子、ビデオ出力、音声出力。パソコンとUSB経由で接続でき、外付けZipドライブとしても利用可能
鈴木裕司社長代表取締役社長の鈴木裕司氏

発表会では、10月末日で退任、退社したボビー・チュナバラ(Bobby Choonavala)社長に替わって、11月1日に代表取締役社長に就任した鈴木裕司氏挨拶した。鈴木氏はチュナバラ前社長の下でカスタマーサポート部部長、取締役副社長を歴任しており、'97年のアイオメガ入社以前にはアップルコンピュータ(株)に籍を置いていたという。鈴木社長によると「日本での売り上げに占めるZip製品の割合は8割以上で、この重要性は今後もしばらく変化しない見込みだ。日本では小型のパソコンが多いということもあり、パソコン向けでは外付け製品の販売が中心となる」という。今回発表されたPredatorもUSBまたはIEEE1394ポートを備えているが、同社では今後もこの2つのインターフェースを備えた外付けリムーバブル記録メディアを中心に展開していく考えだ。

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