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スーパーバイク2001 featuring ミレニアムラウンド

スーパーバイク2001 featuring ミレニアムラウンド

2000年11月27日 20時49分更新

文● 中村聖司

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スーパーバイク2001 featuring ミレニアムラウンド

エレクトロニック・アーツ・スクウェア

7980円

ゲームメーカー最大手のひとつエレクトロニック・アーツ・スクウェアは、サッカーやF1、NBA、NHLといった人気スポーツのオフィシャルゲームを「EA SPORTS」ブランドとして積極的に発売している。「スーパーバイク」シリーズもそのひとつで、同名の世界選手権を完全シミュレートしたものだ。その最新版「スーパーバイク2001 featuring ミレニアムラウンド」は2000年開幕時の公式データを収録し、34名のライダー、7台のマシン、13のサーキットがいずれも実名で登場、プレイヤーはプロのライダーを相手に13ラウンドを戦い抜くことができる。

ぶっちぎりで1位を走る快感! これこそがスーパーバイク2001の醍醐味だ。もっとも、オールアシスト付きなので、あんまり(というかまったく)威張れませんが。

ワインディングの心地よさ満点!

 前作と比べると、グラフィックスの強化が目につく。雨天レースの際のフロントカウルに叩き付けられる雫や、晴天レースの際にシールドに反射する陽光など細かい部分までもがリアルに表現されている。演出面では、スーパーバイク決勝レース直前には、ライダーの横にレースクィーンがカラフルなパラソルを持って立つようになり、また一段と華やかになった印象だ。

アシストを外して雨天レースに挑戦。路面の滑りが半端ではなく、コーナーを曲がるのにも一苦労だ。ブレーキを掛けるタイミングと位置が掴めない!

 また、2001は遊びやすさも改良されている。バイクレースのおもしろさを決める重要な要素ともいえる、車体をバンクさせるスピードを若干向上(ゲーム性重視)しており、S字コーナーがより楽しみやすくなっている。初心者のためのライディングアシスト機能も実に強力なものが付属しており、その威力はブレーキを使わなくても優勝できてしまえるほどなのだ。まずはこのモードでコースを走る楽しさを実感しながら、少しずつ補助機能を外していくようにすれば、おもしろさを損なわずに自然と腕を磨いていくことができるだろう。
 深いコーナーを曲がりきり、マシンを上体とともに起こした後に眼前にパアッと開ける景色の美しさ、まっすぐに伸びる直線を前傾状態でぐんぐん飛ばして行く時の圧倒的なスピード感。バイクレースならではの醍醐味は存分に味わえる。バイクに興味のあるすべての人にお勧めできるバイクシミュレータの決定版である。



スーパーバイク決勝レース直前にはレースクィーンがパラソルを持って登場! なんだか嬉しい。
リプレイその1。このマシンのリアルさを見よ!(画面上) 下のマシンセレクト画面との写真と比べても遜色のない再現ぶりである。ライダーの挙動も細かい。
リプレイその2。リプレイモードの視点は全部で8つ。これはテレビカメラからの視点。
リプレイその3。バイクは、急加速時にフロントホイールがリフトしやすいため、緩い下り坂が非常にくせ者。油断すると、画面のように勢いよく吹っ飛んだりする。
開発元 エレクトロニック・アーツ・スクウェア
発売元 開発元に同じ
対応OS Windows 95/98/ME+DirectX 7
CPU PentiumII-266MHz以上(同-300MHz以上を推奨)
ビデオ 640×480~1280×1024ドット/6万色以上(Direct3D対応)
HDD 500MB以上
CD-ROM 4倍速以上(起動時必須)
マルチプレイ 最大16人までの通信対戦(DirectPlay対応)

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