米国ではすでに、「Internet Explorer 6.0」のテクニカルベータテストが開始されているが、その詳細は明らかにされていない。そこで、MSN Explorerの最新版を元に、その機能を考えてみた。
まず、つぎの画面を見て気が付くように、左下に領域で、「Windows Media Player」が、MSN ExplorerのGUIと一体となって動いていることが分かる。
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Windows Media Playerをシームレスに実行可能 |
そして次は、最新版「MSN Messenger 3.5」を起動して、メンバーのオンライン状態の表示とインスタントメッセージの送受信を行なう。新着メールの報せが届いたので、クリックしたら、MSN Explorerで「MSN Hotmail」が呼び出されたところである。
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「MSN Messenger」との連携が可能 |
そのほかにも、「MSN Messenger Phone」を使って、国際電話をかけることもできる。
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「MSN Messenger Phone」 |
Internet Explorer 6.0では、上記のような各機能がすべて統合され、現在のWindows Explorerの「エクスプローラーバー」の「検索」「お気に入り」「履歴」「フォルダ表示」のように、左側のペインに表示されるようになる。「MSN Messengerバー」や「Media Playerバー」が、追加される予定だ。
Internet Explorer 6.0は、久しぶりのメジャーバージョンアップで、GUIにも大きな変更が加わる。そして最新のテクノロジーを搭載した、Windowsクライアントでさまざまなアプリケーションを実行し、データの編集が可能となる「ユニバーサル・キャンバス」に変身しようとしている。ライバルの「Netscape 6.0」とは、異なる方向に進化しているといってよいだろう。
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初公開! Internet Explorer 6.0テクニカルベータ |
探せば見付かるもので、すでにMicrosoftのWebサイトでは、Internet Expolorer 6.0の開発者向けの情報が公開されている。以下のURLを参照のこと。
なお、「Microsoft.NET」や「ユニバーサル・キャンバス」に関する詳細は、以下の情報を参照していただきたい。
「インサイドMicrosoft.NET」
インサイドMicrosoft.NET(その1) ~ Microsoft.NETのコンセプト
インサイドMicrosoft.NET(その2) ~ .NET FrameworkとCommon Language Runtime
インサイドMicrosoft.NET(その3) ~ ユニバーサルキャンバス
また、「Netscape 6」の新機能については、
「待望の『Netscape 6』正式リリース、日本語版もダウンロード可能」
を参照してください。
