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静音コンパクトマシン完全自作編 ~その1~

2000年11月25日 23時12分更新

文● 森本琢司

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 自作マシンは性能や拡張性を追求する趣味のPCとして今やマニアの定番だが、最大の弱点は、うるさい、デカい、デザインが悪いという点だろう。そこは自作であるがゆえ、ある程度は暗黙の了解事項であるが、是非ともどうにかしたい最後の壁でもある。どうせ作るならケースも自作してメーカー製マシンに見劣りしない世界でひとつのオリジナルマシンを作ってみよう。

 「口は災いの元」、ことわざというのは事が起きてしまってから「なるほど」と気づくものである。「改造系のコーナーをやるのでなんか濃い記事書ける?」と担当編集者にお話を戴いて「何でもやります」と返事をした“かけだしライター”の私。「静音マシンなんてどう?」という話になり、つい調子に乗って「超小型でケースから自作なんてどうですか?」と無謀な企画を持ち出してしまったのが1週間前。いざ製作段階になって事の重大さに気づいた始末(締切間近の企画にそんな無茶をして、大丈夫なのか俺?)。仕事ってのは信用が大事。“かけだし”ゆえ、ここでコケたら後がない。ここは是が非でもオリジナルな静音マシンをでっちあげなくては……。

というわけで始まりましたこの企画。1カ月間で究極の静音かつコンパクト、できればカッコイイ(カッコイイはできればです。早くも逃げ腰です……)マシンを目指して製作を開始いたします。どうぞよろしく。

まずはハードウエアの構成を決定

マザーボードは「CUSL2-M」を選択

 とりあえずマザーボードだが、小型マシンという命題を達成するため可能な限り集積度が高く、それでいて性能が犠牲にならない物をということからMicroATX仕様で、チップセットにi815Eを使用したものの中からASUSTeKのCUSL2-Mを選択した。CD-ROMドライブとHDDはノート用のものを使おうかとも考えたがちょっと反則な気もするし、何といっても性能のわりに値段が高い。性能か価格のどちらかならまだ許せるが、両方を犠牲にしては自作の道に反する。ここは3.5インチHDDドライブを使うことに。CD-ROMドライブも普通の5インチベイ用、どうせならサイズは一緒なのでDVDーROMドライブを使用することとする。



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