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CANON EXPO 2000続報――極薄ディスプレーや3Dカメラほか

2000年11月24日 05時49分更新

文● 浅野純也

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20~22日の3日間、都内のホテルを会場に開催された“CANON EXPO 2000”では、現行製品から最新技術までさまざまな展示が行なわれた。そのなかから同社の最新技術のいくつかをピックアップして紹介しよう。

まず多くの来場者が足を止めていた“ペーパーライクディスプレー(PLD)”。文字どおり紙のように薄く折り曲げられるディスプレーを目指した研究だ。原理はレーザープリンターのトナー定着技術を平面に応用したもので、大きさ1~2μmのトナー粒をプラスチックフィルム間に封止。マトリックス状に配した電極によって静電気を発生させ、それにトナーが反応して動くことでドットを生成している。応答速度が遅いので、動画表示ではなく静止画の表示がターゲットというが、今後は応答速度を上げ、動作電圧を下げるなどの課題を克服するという。

PLD
200μmの薄さペーパーライクディスプレー。トナーの電気泳動を原理とした静止画用のディスプレーが目標だ
PLDモックアップ
ペーパーライクディスプレーのモックアップ。解像度を上げて駆動電圧を下げられたらこんな紙ディスプレーも可能になる

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