DVD再生ソフトとして老舗的存在の「Software Cinemaster」が、名称や機能を一新、「CinePlayer」として登場した。
店頭販売を中止し、新しい販売形態へ変更
パソコンでのDVD再生が始まったごく初期の段階から発売され、OEMにも数多く供給されてきた「SoftWare Cinemaster」。今回のバージョンアップ&「CinePlayer」への名称変更を機に販売方法が変更となった。
ソフトはインターネット経由でダウンロードしhttp://direct.nagase.co.jp/
、インストール時に必要なシリアルナンバーを300円で購入する。
つまり、これまで数千円していた再生ソフトが300円で買えるというわけだ。ダウンロードに必要な通信料金を加えても格安と言えるだろう。
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300円でシリアルナンバーを発行してもらい、製品版のデータをダウンロードするだけでフルバージョンを手にすることができる。 |
CD-ROMでの販売も別料金(1200円+手数料)で行なうが、店頭でのパッケージ販売はしないという。同社ではこの販売形態について、同社が運営するオンラインストアへの集客とコンテンツ販売に注力するためと話している。
新バージョンとなったことで、コントローラのデザインも一新、ソリッドなデザインのものに変更されている。
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インターフェイスは従来のテイストを残しつつ一新。黒いパネルに変更されている。 |
新たな機能として、(1)dtsへの対応、(2)最適な動作環境を自動設定、(3)オーディオCDとビデオCD、MP3再生機能などが追加された。
dtsはドルビーデジタルよりクオリティが高く、最近では、対応タイトルも増えているため嬉しいサポートだ。
(2)は、起動時にCPUやビデオチップ、オーディオチップなどのハードウェア環境を検出、最適な再生環境を自動設定するもの。当然ビデオチップが持つアクセラレーション機能もサポートされている。
DVDの再生のほか、ビデオCDやMP3データ、WAVやAU、MIDなどのさまざまなオーディオフォーマットにも対応しており、マルチプレーヤとして使うことができる。
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ブックマークしたシーンへダイレクトにジャンプすることができる。 |
操作面では、気に入ったシーンをブックマークとして登録し、ダイレクトに頭出しができるブックマーク機能が追加されたほか、同社のオンライン販売ページへジャンプできるインターネットへのリンク機能も用意されている。
