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WinDVD Arena

WinDVD Arena

2000年11月23日 02時20分更新

文● 浅野純也

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WinDVD Arena

インフォマジック

7800円

 米InterVideo社製ソフトDVDプレーヤ「WinDVD」の日本語版は、現在、カノープスとインフォマジック(ジャパンマテリアル(株) インフォマジック事業部)の2社が、それぞれ異なるバージョンのパッケージを発売している。
 インフォマジック版は、付属のワイヤレスリモコンでDVDプレーヤを操作することができるというのが、カノープス版にはない、最大の特徴となっている。
 11月29日、インフォマジックから発売予定の「WinDVD Arena」では、前バージョンの「WinDVD Millennium」から、リモコンの操作性を格段にアップさせてきた。

PCとの接続はPS/2からUSBに変更

 インフォマジックは、「WinCinema Arenaシリーズ」として、映画や音楽、テレビ録画などを統一したインターフェイスで行なう7種類のソフトウェアを発売する。その第1弾となるのが、「WinDVD Arena」だ。Millenniumからの主な変更点は、(1)USBワイヤレスリモコンの装備、(2)ビデオデッキ風の新スキンデザインの採用、(3)dtsに対応など。

 前のMillenniumには、カード型のリモコンが付属し、赤外線の受光ユニットはPCのPS/2ポートに接続する仕様になっていた。そのため、受光ユニットのPS/2ケーブルには、二股のPS/2端子が付いていて、そこにキーボードやマウスを接続するようになっていた。

 それが、今度のArenaでは、受光ユニットのインターフェイスがUSBになり、扱いがぐっと簡単になった。さらにリモコンも形状が変わり、民生のAV機器に付属しているような、手にピタッと収まるカーブを持つものになっている。
 さらに、8方向のスティック風ボタンが追加されたことで、カーソルの操作がしやすくなっている。テンキーも装備されたので、チャプター番号をダイレクトに入力することも可能だ。このリモコンから、WinDVDのプレーヤのほとんどの操作を行なうことができる。

「WinDVD Arena」に付属する、ワイヤレスリモコンと赤外線受光ユニット。前バージョンでは、PS/2接続だった受光ユニットがUSB接続となり、リモコンもカードタイプから、AV機器用に似た形のものに変更された。中央の丸い部分でカーソルを操作できる。

 通常のDVD再生ソフトでは、チャプターをスキップしたいといった、何らかの操作を行なうときは、手を伸ばしてマウスやキーボードを操作する必要があったが、リモコンがあれば快適に鑑賞に専念できる。PlayStation2でも同様の要望があり、リモコンユニットが発売される模様だが(一部海外品が輸入されているが)、パソコン環境でも離れたところでリラックスして見られるリモコンがあると非常に便利だ。

 このほかオーディオCDの再生にも新たに対応しており、オーディオCDを入れると自動的に認識、もちろんリモコンを使っての操作ができる。また新たにdts(Digital Theater Systems)にも対応している。dtsは5.1チャンネルのサラウンドフォーマットの1つで、ドルビーデジタルよりもサラウンド成分のビットレートが高い。最近は音質アップを狙って、dts対応のタイトルも増えているので嬉しい機能だ。

 コントローラのデザインもビデオデッキ風に一新。従来のスキンを含め8種類が用意されている。

コントローラのスキンは、ビデオデッキ風のデザインに変更されている。

 パッケージ価格は7800円、アップグレード版は2800円となっている。
 なお、WinCinema Arenaシリーズとしては、今後、テレビ番組を録画する「WinDVR Arena」(12月発売予定)や、リッピングソフト「WinRip Arena」などが順次発売される予定だ。

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