郵政省は22日、DSL(※1)の情報や普及状況を公開するWebページを公開した。今後、月に1度の割り合いで情報を更新していくという。
※1 DSL:アナログ電話回線に使用されている銅線で、数Mbpsという高速なデータ通信を行なおうという技術。音声通話が利用しない帯域を用いることで、音声通話と同じ回線を同時に使うことができるこのWebページによると、10月末時点でのDSL加入者数は3171回線で、半年前の4月の加入者数(399回線)と比べて約8倍に増加した。9月末と比べても、約630回線増と急速に増え始めている。
東日本と西日本エリアの比較では、東が2856回線に対して、西が315回線と偏りがある。これは試験を行なえる電話局が在京局中心となっていたことが影響していると思われる。
ユーザーが利用の申し込みを行なったにも関わらずサービスを提供できなかったケースは、10月末までの期間で280件あり、そのうちの275件までが光ファイバが導入されていたためサービスを提供できないというものだった。