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NTTドコモが筆頭株主のAOLジャパン次期社長はだれに?

2000年11月22日 19時49分更新

文● 編集部

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財務会計ソフトウェアベンダーのインテュイット(株)は21日の臨時取締役会で、これまで代表取締役社長を務めてきたアラン・グレイシャー(Alan A. Gleicher)氏が取締役会長に、元エーオーエル・ジャパン(株)(以下AOLJ)代表取締役社長であった平松庚三氏が社長兼CEOに就任する人事を決定した。

平松氏の元々の座であるAOLJの社長はどうなっているかというと、現時点で空席となっており、AOLJ常務取締役であるジョン・バーバー氏が代行を務めている。

これまでAOLJの社長には、設立当初に出資企業の三井物産(株)から社長を迎えたほかは、'97年12月に米Citizen America社長から佐藤英丸氏を、'99年6月に(株)IDGコミュニケーションズジャパン社長から(株)旺文社顧問となっていた平松庚三氏をヘッドハンティングで迎えてきた。

ところが、9月に(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下NTTドコモ)と米America Online社が提携を発表し、NTTドコモがAOLを抑えて筆頭株主となったことで、この流れに変化がありそうだ。

NTTドコモとAOLは提携発表時にサービスや通信網の統合を図っていくことを発表している。その際に立川社長は、NTTドコモが出資している(株)ドリームネットとの比較において、「NTTドコモはドリームネットの筆頭株主ではなく、関わりかたが違う」とも発言している。

それらから考えれば、次のAOLJ社長はヘッドハンティングで迎えるのではなく、NTTドコモからという可能性のほうが高いとは考えられないだろうか? AOLJはこの件に関して、「答えられる内容はない。しかし社長が空位なのだから近々に社長人事が発表されることは間違いない」と、コメントを避けた。果たして、AOLJの社長にだれがなるのか。その答えは数カ月のうちには明らかになるだろう。

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