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Endeavor Pro-720L

Endeavor Pro-720L

2000年11月20日 10時48分更新

文● 佐久間

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Endeavor Pro-720L

エプソンダイレクト

15万6000円

Athlon搭載の「Pro-700L」の後継機種として、エプソンダイレクトからAMD製CPU搭載の第2弾「Pro-720L」が発売された。CPUがSlotタイプからSocketタイプに変更され、Athlonのほかに、低価格ハイパフォーマンスの「Duron」が選択可能になった。加えて、IDE 4ポート搭載など、強化されたスペックを詳しく見ていこう。

Apollo KT133チップセット+
Promise製IDEコントローラ

 Pro-720Lのマザーボードは、ASUSTeKの「A7V」(エプソンダイレクトカスタム仕様)で、エプソンダイレクトが用意しているカスタムメイドサービスで変更、搭載できる各種ビデオカードなどが確実に正常動作するべく両社が協力して検証、品質管理を行っている。

 チップセットは、Pro-700Lが採用したApollo KX133の後継で、SocketタイプのAMD製CPU「Athlon」「Duron」をサポートする「Apollo KT133」を搭載。South Bridgeは最新のVT82C686B(ATA/100対応)ではなく従来型の「VT82C686A」を採用し、IDEの転送モードはUltraATA/66にとどまる。

マザーボードの部分アップ。内部写真では、ケーブルの陰になって見えないが、前面HDDベイのあたりにさらに2つのIDEコネクタが並んでいる。なお、写真では撮影のために外しているが、中央右の青いコネクタがUltraATA/100対応のIDEコネクタで、大容量HDDを使う場合は特にこちらを優先して使いたい。

 しかし、高速大容量のHDDではUltraATA/100対応のものも増えており、Endeavor Proシリーズを選択する人の中にはこうしたHDDを最初から搭載(カスタムメイド)して購入するケースも少なくない。加えて、CPUがSlotタイプからSocketタイプに変更されたことにより、ケース内部でヒートシンクが占有する空間が減ったため、電源ユニットの下にHDD内蔵用ベイを2つ追加できるようになった。これを有効活用するため、Pro-720LのマザーボードにはPromise社のUltraATA/100対応IDEコントローラチップ「PDC20265」を標準搭載し、IDEコネクタを4つを利用可能だ。初期出荷状態では、このPDC20265側にHDDが接続されている。起動ドライブはBIOSで切り替え可能で、チップセット側のプライマリ-マスターHDDから起動できるが、メーカーではPDC20265からの起動のみ動作保証となる。



評価機が搭載していたカノープスの高速2D/3Dビデオカード「SPECTRA 8400」。GeForce2 GTS搭載で、動作には外部電源が必要になる。デフォルトのMillennium G200LEからの変更価格は+2万5000円。

 なお、搭載するチップセット「Apollo KT133」(VIA)と現在最速と評判のビデオチップ「GeForce2シリーズ」との組み合わせでは、AGP 4xモードでの動作が不安定になる(自作PCユーザーの間では以前から広まっている既知の情報)ため、評価機ではAGPモードを強制的に2xモードに変更して動作させている。ただし、エプソンダイレクトではASUSTeKと共同で対策を行い、現在出荷中の製品に関してはAGP 4xモード対応となっているとのこと。そのため、評価機で測定したDirect3D使用のベンチマークテスト「3DMark 2000 Ver.1.1」の結果は、製品版では多少変わってくる可能性がある。これについては、後日改めて製品版でも検証を行う予定だ。ちなみに、AGPモードの違いが影響するのはDirect3D/OpenGLを使った特に重い3Dアプリ(主に3D表示のゲームタイトルを高解像度でプレイした場合)であり、ビジネスソフトやゲームタイトルではほとんど影響はない。本機のベンチマークテスト結果でも、それが実証されているので、ご確認いただきたい。

 さて、実機を触ってみた印象だが、ファンの音が意外に大きいことに驚いた。同社の家庭向け低価格PC「EDiCubeシリーズ」はかなり低騒音設計にも気を配っており静粛性が高かったのだが、性能重視のPro-720Lでは最高1.2GHzのAthlonにも対応すべく、CPU、チップセット(NorthBridge)、電源ユニットに加え、前面下部と背面上部にそれぞれ吸気/排気ファンという合計5つのファンが標準装備され、排熱に万全を期している。反面、寝静まった深夜などに家庭で使う場合には、多少気を使うことになるだろう。

 価格はAthlon-1GHz、メモリ128MB、30GB HDD、SPECTRA 8400搭載の評価モデルで15万4000円、CPUをDuron-700MHzにして64MB、7.5GB HDD、Millennium G200LEのミニマム構成にした場合8万2500円となる。なお、Athlon-1.2GHz搭載モデルの出荷開始は11月末頃の予定となっている。



本体内部。従来からの前面のHDDベイに加え、背面側にもHDDベイが設けられ4台まで内蔵できるようになった。
CPU Athlon-1GHz
メモリ 128MB
ビデオ SPECTRA8400
HDD 30GB
CD-ROM 最大48倍速
通信 オプション
OS Windows Millennium Edition
モニタ オプション
Officeアプリ

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