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FMV-DESKPOWER M5/857T

FMV-DESKPOWER M5/857T

2000年11月20日 10時49分更新

文● 山口

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FMV-DESKPOWER M5/857T

富士通

オープンプライス

DESKPOWERシリーズでは、マイクロタワーの最上位モデルを別格として、下位のラインナップを「ME」シリーズ、DV編集に対応した最上位モデルには「M」のシリーズ名を付けてきた。が、この冬モデルでは、今まで常に1モデルのみをラインナップしてきたMシリーズを2モデルに増やし、上位モデル「M5/857T」には、さらにTV機能を搭載してきた。タイムシフトもサポートするHDDレコーディングやデータ多重放送の受信が可能になっている。

タイムシフト機能でTV放送を楽しむ

 M5/857Tでは、アイ・オー・データ機器のTVチューナ&ビデオキャプチャカード「GV-BCTV4/PCI」をベースにTV機能を実現している。同カードはインターフェイスに、アンテナの接続端子のほか、S-VIDEOとコンポジットのビデオ入力と、TV音声を出力できるラインアウトの端子を用意している。
 市販のGV-BCTV4/PCIは、ソフトウェアによるリアルタイムMPEG-1/2ビデオキャプチャをサポートしており、MPEG-2キャプチャは付属のDV編集ソフト「Ulead VideoStudio 4 MPEG2 SE」を利用する。一方、M5/857Tでは、MPEG2相当の独自形式でHDD録画を行う。そのため、録画した動画を後から編集することはできない。また、一度に録画できる時間は最大3時間までとなっている。HDD 1GBに対して、高画質モードなら約30分、標準画質なら約50分、長時間モードなら約65分の録画が可能だ。

TVチューナ&キャプチャカードを標準搭載。カードは、アイ・オー・データ製の「GV-BCTV4/PCI」だが、ソフトウェアはDESKPOWER M5/857T用にカスタマイズされている。

 TV機能関連のソフトとしては、タイムシフト再生/TV録画ソフト「mAgicTV」、ADAMSやbitcastのデータ放送を受信するための常駐型ソフト「mAgicマネージャ」、ADAMS-EPGからTV番組表などを取得し、録画予約ができる「mAgicガイド」、データ多重放送の表示を行う専用ブラウザ「ADAMSステーション」「bitcast browser」がプリインストールされている。

 mAgicTVでは、放送中のTV画面を一時停止させたり、前のシーンに戻ったり、早戻ししたり、その後でまた実際の放送シーンに同期したりといった、タイムシフト機能をサポートしている。タイムシフトが有効なのは、現在時刻から5~120分以内で、この間のTV映像は自動的にHDDに保存される。タイムシフト中に、オンタイムのTV映像をHDDに録画することも可能で、録画中でも、録画済みの前のシーンを再生することができる。

 また、iモードを使ってのTV録画予約にも対応している。これは、あらかじめ@niftyに個人のホームページを開設しておく必要があるが、iモードで番組予約の情報を自分のホームページの録画予約ページに送ると、PCがそれを自動的にチェックして、該当する時間になると、mAgicTVがTV録画を開始する仕組みになっている。

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