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【AUDIO EXPO2000 Vol.1】SuperAudioCDとDVD-Audio製品が競演

2000年11月18日 02時13分更新

文● 浅野純也

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16~19日の4日間、東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で“オーディオエキスポ2000”が開催されている。(社)日本オーディオ協会が主催する、文字どおりコンシューマー向けのオーディオとビジュアルのハードウェアの展示を行なうイベントで、前身の“オーディオフェア”を含めて49回目の開催となる今回は“未来ハ、ココダ…音と映像の新世紀”をテーマに82社が出展している。

次世代オーディオとシアターシステムが人気

今年のトピックは次世代オーディオとDVD、シアターシステム、ファッショナブルオーディオなど。特に一昨年のこのイベントで初お目見えした“SuperAudioCD(SACD)”とDVD-Audioの2つの次世代オーディオは、紆余曲折を経てようやく今年出揃い、それぞれ自陣営のパビリオンを設置、各社の製品を集めてフォーマットの優位性をアピールしていた。またそれぞれパビリオン以外に自社のブース内にも試聴室を設置し、実際に音を体験する機会を設けていた。DVDについてはDVD-VideoとDVD-Audioの複合機のほか、プログレッシブ対応機から低価格機まで各社とも幅広くラインナップを揃えていた。

シアターシステムは、DVD-Videoのデジタルサラウンド機能の再生のために6本のスピーカー(5.1ch)とデコーダー兼AVアンプをセットにしたもので、アイワ(株)の3万9800円という低価格な製品をはじめ、幅広く出揃った。またAVセンターと言われる画像入出力端子を備えたマルチチャンネルアンプも各社が力を入れている分野だ。これについても試聴スペースが設けられ、来場者はその効果に聞き入っていた。

プログラマブルオーディオプロセッサー
本体内蔵のDSPにプログラムを与えることでさまざまな機能を実現できる松下電器産業(株)の“プログラマブルオーディオプロセッサー”。パソコンとはUSB経由で通信する。今後、反響が大きければサンプリング周波数など基本スペックを見直した新バージョンが出る予定だ
ラックス『DU-10』
DVD-AudioとSuper AudioCD、DVDとすべてのメディアに対応したラックスマン(ラックス(株))のユニバーサルプレーヤー『DU-1』
DVDプレーヤーとCD-RWレコーダーのダブルドライブ機
(株)日立製作所はDVDプレーヤーとCD-RWレコーダーのダブルドライブ機を展示。こういったコンボタイプの製品も目立った
松下電器のヘッドフォンシステム
独自のサラウンド技術によってスタジオレベルの音場再生を実現する松下電器のヘッドフォンシステム。DVD-Audio用のマルチチャンネルの音場再生にも対応している
DVD-Audio対応AVセンター
DVD-Audioにも対応したAVセンター。日本ビクター(株)の参考出品
3枚のDVDチェンジャーを持つホームシアター機
アイワ(株)はDVDプレーヤーとAVアンプ、ドルビーデジタル/dtsデコーダーなどを一体化したホームシアター機を数モデル、参考出品していた。写真は3枚のDVDチェンジャーを持つモデル。大型の蛍光表示管が目立つモデルだ
SuperAudioCDプレーヤー対応アンプ
日本マランツ(株)のSuperAudioCDプレーヤー対応アンプ。ハイエンドオーディオ対応をうたうスピーカーなども増えている
1bit対応SuperAudioCDプレーヤー
手前はシャープ(株)の1bit対応SuperAudioCDプレーヤー。1bitオーディオに対応し、デザインを奥に見える1bitデジタルアンプと同じ系列にしたもの。参考出品
低価格から高級機まで多数のAVセンターを展示したデンオン(日本コロムビア(株))は最高級機の分解&シースルー展示を行なっていた

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