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EDiCube Note NC610

EDiCube Note NC610

2000年11月20日 11時09分更新

文● 佐久間

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EDiCube Note NC610

エプソンダイレクト

12万9800円

「EDiCube」はカスタムメイドメニューを省略するかわりに、価格を抑えた個人/SOHOユーザー向けのバリューモデルだ。このシリーズに初のノートPCが登場する。CD-ROM&FDD内蔵のオールインワンA4ノートで、12万円台という低価格が最大の魅力だ。

統合チップセットSiS630を
ノートPCに採用

天面。モスグリーンとライトグレーの2トーンカラーで、控えめながらも従来のノートPCとは一線を画すカラーリングだ。EDiCubeのロゴは中央に小さく収まっている。

 エプソンダイレクトのEDiCubeシリーズは、「Endeavorシリーズ」に用意されているカスタムメイドサービスのうち、CPU、HDD、CD-ROMドライブ、プリインストールOSの変更などができず、購入時にメモリの追加のみ可能となっている。その分価格は低く設定されており、初心者や自宅に仕事環境を持ちたいというユーザーに受けているシリーズだ。従来はミニタワー/コンパクトデスクトップのみがラインナップされていたが、11月6日にA4オールインワンノート「EDiCube Note NC610」が発売された。

 NC610は、同社のノートPC「Endeavor NT-1200/1000」とまったく異なる新筐体、スペックを持ち、ビデオチップ(液晶コントローラ含む)、サウンド、LAN、IDEコントローラなどの豊富な機能を1チップに集約した統合チップセット「SiS630」を採用したことで大幅なコスト削減を実現している。このチップセットは低価格なデスクトップPCやベアボーンキット、マザーボードなどに採用されているため、自作派にはすでにお馴染みの名前だが、ノートPCに採用した例は珍しい(エプソンダイレクトの液晶一体型モデル「PT-2000」でも同じチップセットを使用している)。

 CPUはMobile Celeron-600MHzで、液晶ディスプレイは1024×768ドット/フルカラー表示が可能な13.3インチTFTを採用する。右側面の手前にはFDDと薄型24倍速CD-ROMドライブが2段に重なって配置され、10GB HDDは左側面奥に位置する。内蔵HDDは初期状態でも8GB以上空きがあるため、そうそう不足することはないだろうが、底面のネジ1つ(HDDを固定する部分のみコインスクリュータイプ)を外すだけで簡単に換装できる。ただし、HDDの換装はメーカー保証範囲外の行為なので、あくまでも自己責任で行うことになる。



右側面。右にはFDDとCD-ROMドライブ、PS/2コネクタが並び、奥にはHDDが内蔵されている。左はPCカードスロットとオーディオ端子、電源スイッチがある。

 そのほか、左側面にはTypeII×2(TypeIII×1)のPCカードスロットとオーディオ端子、IrDA端子が、右側面はPS/2端子があるだけで、これ以外のコネクタはすべて背面に並ぶ。特にモデムとLAN(10/100BASE-TX)の端子が背面にあるため、家庭とオフィスで交互に持ち運びつつ使う場合などには付け外しが面倒になるが、重さ約3kgのA4オールインワンノートなので省スペースデスクトップとして机上に固定したまま使われるケースも多いだろう。そうした場面では、むしろケーブルが背面に集中するためすっきりとレイアウトできる。



快適に使うなら
メモリ増設がお勧め

 NC610はメインメモリの一部(8MB)をビデオメモリとして使用する統合チップセットを採用しているので、標準状態でプログラムが使用できるメインメモリは56MBに制限される。そのため、ベンチマークテストのうち「3DMark 2000 Ver.1.1」は標準状態では動作せず(動作にはメインメモリが64MB以上必要)、128MBに増設した状態で計測、ビジネスアプリ(Word/Excel 2000)については64MBと128MBの2パターンで計測している。

底面はバッテリとメモリ増設用のフタ、HDDアダプタを外したところ。ネジ2本で簡単に交換、増設が可能だ。

 結果を見ると、Word 2000では128MB(120MB)のほうが10%、Excel 2000では4%それぞれ高速になる。一方、Direct3Dアプリ(3DMark 2000)では699 3DMarksで、RAGE MobilityやSavageMX搭載モデルに比べてやや見劣りする。とはいえ、ビジネスアプリや2Dアプリを使うには十分なパフォーマンスを持ち、13万円を切る価格は魅力的だ。ただし、予算に余裕があるなら、購入時にメモリを128MBに増設(+9000円)しておくことをお勧めしたい。



本体背面。前面の左右にステレオスピーカ、背面には各種コネクタが並ぶ。コネクタはフタがないため直接アクセスできる。
CPU Mobile Celeron-600MHz
メモリ 64MB
液晶 13.3インチ
解像度 1024×768ドット/フルカラー
HDD 10GB
CD-ROM 最大24倍速
通信 モデム/LAN
サイズ 300(W)×250(D)×41(H)mm
重量 約3.0kg
OS Windows Millennium Edition
Officeアプリ

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