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ヤマハ、デジタルプロジェクターを発表

2000年11月16日 20時10分更新

文● 編集部

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日本テキサス・インスツルメンツ(株)(日本TI)は15日、ヤマハ(株)が米TI社の技術協力を得て、デジタルプロジェクターを製品化し、2001年春に販売を開始する計画があると発表した。販売地域は、日本と米国を中心とした全世界。

ヤマハが発売予定のホームシアター製品は、米TIが開発したデジタル映像投射技術“DLP”を採用した前面投影型のデジタルプロジェクター。DLPは、“デジタル・マイクロミラー・デバイス”(DMD)と呼ばれる極小の鏡(光半導体デバイス)を用いて、デジタル映像を投影する方式。SVGAで48万個、XGAで78万6000個、SXGAで130万個のDMDを用いるという。デジタル信号のオン/オフに従って、DMD1つ1つの反射角度を操作し、ランプの反射光をスクリーンに投射。完全にデジタルで制御できるため、アナログ変換によるノイズの影響を受けず、従来の液晶方式に比べ高輝度で高精彩な画像を得られるとしている。

なお、同製品は、ヤマハが映像機器ビジネスに参入するための第1弾となるもの。同製品を、DVDプレーヤー、AVサラウンドアンプ、スピーカーなど、従来のオーディオ製品と組み合わせることで、ホームシアターをトータルで顧客に提案するとしている。また、ヤマハは、同製品を利用した小規模映画館“デジタルミニシアター”を、ホテル、大学、地方自治体などの各種施設に提案する事業を計画中という。

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