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【COMDEX Fall 2000 Vol.3】米NVIDIAがモバイル向け『GeForce2 Go』を発表

2000年11月14日 00時20分更新

文● 週刊アスキー編集部 加来晋治郎

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COMDEX開催直前のラスベガスは“Harley Davidson Cafe”において、12日夜(米国時間)、米NVIDIA社が主催するプレスカンファレンスが行なわれ、モバイルPC向けグラフィックチップ『GeForce2 Go』が発表された。

『GeForce2 Go』ついにノートPCにもGeForce2パワーが!

GeForce2 Goは、ノートパソコンにあのGeForce2シリーズの描画能力を持たせることができる画期的なグラフィックチップで、モバイル向けグラフィックチップとして“ハードウェアT&L”を搭載した業界初の製品となる。

GeForce2 Goを使って行なわれた、デモンストレーションの画像

GeForce2 Goは、現行のデスクトップ向けチップGeForce2 MXをベースにし、低発熱化によるファンレス化はもちろん、モバイル向けチップの要となる低消費電力化が図られている。そのほかにも、AGP4Xサポート、DirectX7/8互換、ビデオメモリーにはSDRAMのほかDDR SDRAM、容量も32MBまで対応する。グラフィックチップの動作クロックは143MHzで、デスクトップ向けのGeForce2 MXの166MHzよりやや低速となる。実性能は、MXより下の位置付けと見ていいが、ノートPCに今までにない3D描画能力を与えてくれるのは確実だ。実際に、GeForce2 Go(SDRAM 16MB)を搭載した実機でのデモも行なわれ、コマ落ちのないDVD再生や、影や映りこみが多数ある3DグラフィックスもデスクトップPC並に表現できている。

ATIの『RageMobility128』とGeForce2 Goの消費電力比較

気になる搭載ノートPCの登場時期だが、米東芝社をパートナーに迎え、2001年春に米国で出荷予定。具体的には米東芝の『Satellite』シリーズの上位機への搭載を予定しており、DDR SDRAM搭載機種で本体価格は3000ドル(約32万円)になるとのこと。 

ドライバーはWindowsのほかLinuxもサポート

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