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関西電機、画像データ共有ソフトや無線LANシステムを発表

2000年11月10日 19時41分更新

文● 編集部

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関西電機(株)は9日、画像データをネットワーク上で共有するソフト『イメージシェア』(KSP-IMS)、ビル間で無線接続が可能な無線LANシステム『AIRPORT LAN LINK11』、2.4GHz周波数ホッピング方式とスペクトラム拡散方式を採用した無線LANシステム『Range LAN2シリーズ』を発表した。

イメージシェア

『イメージシェア』のパッケージ

イメージシェアは、1台のパソコンに接続されたスキャナー、デジタルカメラ、メモリーカードなどの画像データを、ネットワークを経由して複数のパソコンで共有できるソフト。画像データを共有する“イメージサーバー機能”のほかに、色反転、切り抜き、回転など、画像データを加工する画像処理機能を搭載した。対応の画像フォーマットは、JPEG、TIFF、BMP、GIF、AVI、WAVEなど。対応OSは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000。価格は2万4800円で、10月31日に販売を開始した。

AIRPORT LAN LINK11

AIRPORT LAN LINK11は、スペクトラム拡散方式を採用した2.4GHz帯の無線LANシステムで、複数のビル間で最大11Mbpsの無線通信を可能にする。11Mbps通信時の通信距離は500m~2.5km。MACアドレスの学習機能を持ったブリッジ機能により、不要なパケットの送出を防止し、無線通信のトラフィック量を削減できるという。無線LAN機能のほかに、100BASE-TX/10BASE-TのLANアダプターを装備。本体サイズは幅172×奥行き230×高さ71mm。本体重量は900g。アンテナとケーブルがセットになっており、アンテナの違いにより、19エレメントの八木アンテナタイプ『ALN-2421LNK/Y19』、8エレメントの八木アンテナタイプ『ALN-2421LNK/Y8』、無指向性のダイポールアンテナタイプ『ALN-2421LNK/D』が用意されている。価格はオープンで、10月30日に販売を開始している。市場予想価格は『ALN-2421LNK/Y19』が34万8000円で、それ以外は29万8000円となっている。

Range LAN2シリーズ

PCカードタイプの無線LANアダプター(7421)
PCカードタイプの無線LANアダプター(7422)

Range LAN2シリーズは、2.4GHz周波数ホッピング方式とスペクトラム拡散方式を採用した無線LANシステムで、WILF(WirelessLAN Interoperability Forum)が策定した“OpenAir”に準拠。同シリーズは、ノートパソコン向けのPCカードタイプの無線LANアダプター(7421/7422)、有線LAN(Ethernet/トークンリング)に接続できるアクセスポイント(7525)、10BASE-Tを7ポート装備した無線LAN機能搭載のHub(ALN-HUB7W)、デスクトップ向けのPCIバス対応の無線LANアダプター(7110)で構成される。特に、PCカードタイプの無線LANアダプターには、ダイポールアンテナタイプの7421と、PCカード部にアンテナを内蔵した7422の2種類を用意。価格は、7421/7422/7110が3万3000円、7425が14万3000円、ALN-HUB7Wが11万8000円で、9月1日に販売を開始した。

アクセスポイント(7525)
無線LAN機能搭載のHub(ALN-HUB7W)
PCIバス対応の無線LANアダプター(7110)

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