レッドハット(株)は、『Red Hat Linux 7J 改訂版』を国内限定で11月13日に発売する。7Jはワークステーション向けのデラックス版と、セキュリティーウェブサーバーが付属するプロフェッショナル版があり、価格はデラックス版が1万2800円、プロフェッショナル版が2万9800円。
改訂版は、FreeWnnでInitfileを/etc/init.dから/etc/rc.d/init.dにし、デフォルトでWnnデーモンをスタートできる。また、LPRngでフォーマットされたストリングの使用を防ぐため、use_syslogをパッチ修正、anacondaで言語がEnglishの時のデフォルトタイムゾーンをEnglish/NewYorkからAsia/Tokyoに変更、e2fsprogsを16キャラクターレベルに変更、esoundを0.2.20にアップデート、など多くの修正が行なわれている。
なお、プロフェッショナル版が13日より改訂版パッケージとして提供されるのに対し、デラックス版の改訂版は当面アップデートCDを添付した形で提供される。
従来の7Jを購入したユーザーは、ftpサイトで改訂分をアップデートできるほか、アップデートCD(実費1050円)の申し込みも可能。
今回の改訂版は、本来ftpサイトでのみ提供する予定だったが、国内の通信環境事情を考慮し、日本のみパッケージ化して発売することに踏み切ったという。