(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(以下JPNIC)は10日、「汎用JPドメイン」のスケジュールを全体的に1カ月遅らせる予定であると発表した。9月に示した当初案からこれで2回目の延期となる。
この動きは、米Network Solutionsのマルチリンガルドメインネームサービスの受け付けが11月10日に順調に開始されたのと対照的だ。
延期の理由についてJPNICは、11月2日に開催された臨時総会において、スケジュール案が継続審議扱いとなったためとしている。JPNICは12月22日に総会を予定しており、そこで新スケジュール案が承認されれば、来年2月22日から汎用JPドメインの優先登録申請が開始となる。
前回の延期を「汎用JPドメインのプロモーション期間を確保するため」、そして今回は「JPNIC会員からの意見を受け付ける期間を確保するため」としている。当たり前のことをスケジュールに織り込んでいなかったとでもいうのだろうか? 次の総会の結果しだいではJPNICの体制や在りかたが問われそうだ。