バイオノートのソニースタイル専用モデルが登場――バイオノートSRの光沢ブラックモデルに注目!

2000年11月10日 14時55分更新

文● 編集部　桑本美鈴

ソニースタイルドットコム・ジャパン(株)は10日、同社の運営するECサイト“VAIO Style”で、バイオノートのソニースタイルドットコム専用モデルを販売すると発表した。販売するのは、バイオノートSR『PCG-SR9C/BK』、『PCG-SR9C/P』、およびバイオノート505『PCG-Z505CR/P』の3モデル。

バイオノートSRにブラック登場

バイオノートSR『PCG-SR9C/BK』は、既存モデル『PCG-SR9C/K』をベースに、筐体部のカラーに“アクアポリッシュハイグロスブラック”という光沢のある黒を採用した数量限定モデル。


光沢ブラックカラーの限定モデル『PCG-SR9C/BK』。職人技ともいえる塗装加工によりこの光沢が実現

バイオノートSRは素材にマグネシウム合金を使用しているが、その素材に光沢塗装を行なうため既存モデル以上の工程がかかり、1日に加工できる数量には限界があるという。塗装工程として、既存モデルがプライマリー(下塗り)→上塗りされて実際のカラーになるのに対し、SR9C/BKはプライマリー→水研ぎ1(細かいサンドペーパーを利用して水につけて1～2分研磨しピカピカにする)→上塗り→水研ぎ2(水研ぎ1よりさらに細かいサンドペーパーで2～3分磨く)→オーバーコート(透明のコーティング)→パフ研磨(化粧パフのようなもので5分磨く)でようやく終了するという手間の入れようだ。

筐体部カラーがブラックになったため、タッチパッドやその周り、メモリースティックスロット、ジョグダイヤルのカラーもトーンを落とし、落ち着いた色味にしたという。また、“SONY”ロゴのバックや、底面のパーツもすべてブラックカラーとなっている。


細部のカラーもブラックに合わせたトーンに変更され、シックな色合いになっている

さらにメモリー(SDRAM)を増量、SR9C/Kが64MBを搭載しているのに対し、SR9C/BKは128MBを搭載する。

そのほかの本体仕様はSR9C/Kと同じで、CPUにインテルSpeedStepテクノロジー対応モバイルPemtiumIII-700MHzを採用、20GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載し、10.4型XGA対応ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)を装備する。バッテリー駆動時間はバッテリーパック(L)利用時で3～5時間。本体サイズは幅259×奥行き209×高さ32.1mmで、重量は1.35kg。OSはWindows 2000 Professionalとなっている。

“VAIO Style”でのみ販売される数量限定モデルで、生産数量は非公開。受注開始日は11月15日で、出荷開始日は11月29日。予定販売価格は26万円前後で、正式な価格は受注開始日に発表するという。

上位モデルのWindows Me版も販売

『PCG-SR9C/P』は、既存のSR9C/Kをベースに、OSをWindows Meに変更し、Microsoft Office 2000 Personalをプレインストールしたモデル。これは、“バイオノートSRのOSを変えたい”“仕事でも使うのでOffice 2000 Personalが欲しい”といったソニースタイルカスタマーセンターに寄せられたユーザーの意見に応えたもの。本体仕様はSR9C/Kと同じで、こちらはメモリーも64MB搭載となっている。


Windows Me搭載の『PCG-SR9C/P』

“VAIO Style”でのみ販売されるモデルで、受注開始日は11月15日、出荷開始日は11月22日。予定販売価格は24万円前後で、正式な価格は受注開始日に発表するという。

バイオノート505『PCG-Z505CR/P』は、既存モデル『PCG-Z505CR/K』をベースに、OSをWindows Meに変更し、Microsoft Office 2000 Personalをプレインストールしたモデル。SR9C/Pと同じく、ユーザーの要望に応えたもので、本体仕様はZ505CR/Kと同じ。CPUにインテルSpeedStepテクノロジー対応モバイルPentiumIII-750MHzを採用、128MBのメモリー(SDRAM)と20GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載する。12.1型XGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)を装備。バッテリー駆動時間はバッテリーパック(M)利用時で1～2時間、同(LL)利用時で4～6時間。