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アシストコンピュータシステムズ、ディスクレスC/Sシステムを発表

2000年11月07日 21時12分更新

文● 編集部

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(株)アシストコンピュータシステムズは6日、ディスクレスクライアントサーバーシステム『Assist Terminal』を発表した。

『Assist Terminal』は、サーバーからディスクレスクライアントをリモートブートする米インテル社の“PXE”(Pre-boot eXecution Environment)技術を適用したクライアントサーバーシステム。システムは、アプリケーション/ファイル/ファイアウォール/ウェブの4つのパソコンサーバーを搭載する『Assist Office Station Pro』、管理者用マシン、ハードディスクレスのクライアントマシン、100BASE-TXのスイッチングHubなどで構成される。

クライアントマシンは、電源を投入するとDHCPサーバーにアクセスし、DHCPによりIPアドレスを割り振られ、PXEリモートブート機能によりアプリケーションサーバー上のOSやアプリケーションがクライアントマシンのメモリー上に展開される。クライアントはサーバーのHDDに割り当てられる仮想メモリー領域を使用するため、OSやアプリケーションへのアクセスはハードディスクを搭載するパソコンより速くなるという。アプリケーションサーバー上のOSやアプリケーションは、管理者用マシンで一元管理できるという。1台のサーバーには80台までクライアントマシンを接続可能。

サーバーマシンは、PCIマザーボードカードを利用して1つの筐体内に複数のサーバーが動作するようにしたもので、ファイアーウォールサーバーとウェブサーバーが同仕様で、Celeron-566MHz、810チップセット、64MBのSDRAMメモリー、10GBのHDDとなる。OSはRed Hat Linux 6.2J。アプリケーションサーバーはメモリーを128MBに、HDDを30GBに変更したもので、OSはWindows NT4.0となる。ファイルサーバーはPentium III-933MHz×2、Apollo Pro 133Aチップセット、75GBのUltra ATA/100対応のHDD×4をRaid構成、512MBのSDRAMメモリーとなる。OSはWindows 2000。管理マシンの仕様は、Celeron-566MHz、810チップセット、128MBのSDRAMメモリー、10GBのHDDとなる。OSはWindows 98SE。クライアントマシンの仕様は、Celeron-566MHz、810チップセット、128MBのSDRAMメモリーとなる。OSはアプリケーションサーバーにあるWindows 98 SEを使用する。

なお同社では、クライアントパソコンに記憶装置がなく、アプリケーションサーバー上のOSやアプリケーションを使用することから、OSのライセンス契約について米マイクロソフト社と交渉しているという。アプリケーションに関しては、ユーザーが個別にメーカーと交渉する必要があるという。また、同システムに、インターホン操作ボックスや訪問者認証用デジタルカメラなどを付加したインターネット対応マンションシステムの販売を12月に開始する計画としている。価格は個別見積り。

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