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TBS、“TBSメディアパレード2000”を開催、メディア関連企業トップが講演

2000年11月07日 13時28分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)東京放送(TBS)は、さまざまなメディアに対する同社の取り組みを紹介するプライベートショウ“TBSメディアパレード2000”を10月31日~11月2日に開催した。

TBS放送センター前。センター内ではさまざまな展示が行なわれている

TBSメディアパレードでは、BS、CS、ブロードバンド、インターネット、携帯電話など多様化する放送媒体へのTBSの取り組み、最新技術を紹介するイベント。TBS放送センター(ビッグハット)を中心に、赤坂BLITZ、赤坂ACTシアターなど、TBSを中心としたさまざまな場所で展示会やトークショーなどが行なわれた。

また、“Guest Key Note 21世紀放送の行方”と題し、メディアに関わる企業トップを招いたセミナーも行なわれた。11月1日にはソニー(株)代表取締役会長兼CEOである出井伸之氏が登場、“ブロードバンド・インターネットの出現と放送・通信・ITの融合”をテーマに講演を行なった。

ソニー(株)代表取締役会長兼CEOの出井伸之氏

同氏は、「ブロードバンド、インターネットの出現によりTVは絶滅の危機と言われているが、TVは不滅だ。新メディアが出てきたからといって、代わりに別のメディアがなくなることはなく、メディアは足されていくもの。TVそのものがなくなることはないのではないか。ソニーも何回も神話が崩壊しているが、そのたびに自己変革して新しいビジネスモデルを作り生き残ってきた。自己変革がキーだ」

「将来的にコンピューターとTVは融合する。ナローバンド時代にはTVとコンピューターをいっしょにすること自体がナンセンスだったが、ブロードバンド時代には融合するだろう。現在のWindows PCがTVとマージするとは思わないが、ソニーが先日発表したTVとインターネットを同じレベルで扱える機器『エアボード』のようなものが発展した形で融合が行なわれるだろう。これはすなわち対話型メディアであるインターネットと放送の融合となる」と語った。

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