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アールケーエム、モデム内蔵ビデオカメラシステムを発売

2000年11月01日 23時00分更新

文● 編集部

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(株)アールケーエムは1日、モデム内蔵のビデオカメラシステム『電送普請』(でんそうぶしん)を発売したと発表した。価格は125万円。

丸みを帯びたデザインの電送普請のビデオカメラ

『電送普請』は、米ピクセラ社製の高解像度の監視用カメラで撮影されたカラー動画像を、電話のアナログ回線を通じて、同社のソフトウェア『普請管理』を利用してリアルタイムで確認できるシステム。電源と電話回線のみを利用して現場の作業などを遠隔地から確認することなどが可能になるという。また、電話回線のない場所では、PHSを使用して画像を送ることも可能だという。工事現場や個人向け住宅の建設現場などの進捗状況の確認に使われるほか、セキュリティー監視や工場管理などに使用できる。

電送普請の開発の経緯を語るアールケーエムの坂宮憲一代表取締役
電送普請の技術面を語る米ピクセラ社President兼CEOの井出祐二氏

ビデオカメラは、4分の1インチの27万画素のCCD(512×492ピクセル)を採用、完全防水・耐衝撃の特性を備えて、-40度から60度での環境で操作可能になるという。結露防止のためのヒーターを内蔵するほか、ダウンしたシステムの自動復帰機能など屋外向けの工夫が施されている。また、内蔵のモデムはV.90対応の56kbps(アナログ)モデム。

電送普請のビデオカメラの背面。水色のケーブルが電話回線に接続されている。左側の端子はビデオ出力

工程・予算管理最適化ソフトウェアの『普請管理』を使用し、送られてくる画像をデスクトップ上で見ることができるほか、ダイヤル先の番号やパスワードの設定などが行なえるほか、送られてくる画像の解像度の変更などが行なえる。

価格は125万円だが、個人向け住宅などに使用される場合はレンタルなどになり、レンタル料金は月額3万円~4万円の予定。また、来年導入予定の次世代携帯電話をビデオカメラに搭載することなどを予定している。

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