世界のそれぞれの地域でISPを運営するニフティ(株)、米EarthLink社、香港のPacific Century CyberWorks社、シンガポールのSingNet PTE社、ドイツのT-Online International社、韓国のUnitel社、韓国のサムスン社、ブラジルのUniverso Online社、富士通(株)の9社は31日、各国のマーケットでの活動を基盤として、世界をカバーするサービスを構築するため、“インターネット・グローバル・アライアンス”を発足させることで合意したと発表した。
これに加盟するISPグループは、以下の通り。- EarthLinkの“EarthLink”
- Pacific Century CyberWorksの“Netvigator”
- ニフティと富士通の“@nifty”
- SingNet PTEの“SingNet”
- T-Online Internationalの“T-Online”
- Unitelとサムスンの“Unitel”
- Universo Onlineの“UOL”
この7グループはアジア、アメリカ、ヨーロッパをカバーし、その会員の合計は2000万人を超えるという。これまでに、ニフティと富士通は、上述の6グループと個別に提携関係を築いていた。これらの提携をベースとして、インターネットを基盤とした多角的なビジネス提携に向けて共同プロジェクトを発足させるとしている。
提携は、相互のアクセスポイントを共有する“ローミング提携”、各パートナーの厳選された情報・サービスを結ぶ“コンテンツ提携”、各パートナーの厳選されたショップを結ぶ“ｅ-コマース提携”を中心に開始する。このほか、加盟各社は定期的な会合の場を通じ、市場情報、マーケティング情報、技術情報の交換などを行なう。
今後は“世界中どこにいても国内と同じサービス、国内にいても世界中のサービス”を目標にユーザーに対するサービスの充実を目指すとしている。また、コンテンツパートナーやビジネスパートナーが、ビジネスの機会を世界に広げていくような活動を行なうとしている。さらに、将来的には世界の標準となる技術やサービスの開発を目指すという。
