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“リアルタイムLinux協議会”が設立

2000年10月31日 18時32分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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東京ファッションタウンで開催中のLinuxWorld Conference&Demo Tokyo/2000会場内で31日、“リアルタイムLinux協議会”(欧文表記:Real-Time Linux Consortium、通称:RLC)の設立総会が行なわれた。

本日行なわれた“リアルタイムLinux協議会”設立総会。会員規約や初年度活動内容などが承認された

RLCは通信、制御などの産業分野へのリアルタイム機能を持つLinuxの普及と浸透を目的とした協議会。研究機関や教育機関、企業を問わず広く参加者を募集し、技術情報の交換や展示会、セミナーの開催などによる情報発信の場を提供する。

RLCでは、“技術部会”、“ビジネス部会”、“渉外部会”の3つの部会を設け、それぞれの部会が活動を行なう。

技術部会はカーネル(ART-Linux、RT-Linuxなど)やCPUアーキテクチャー、オンボード製品、各種インターフェースやドライバーの整備、および新デバイスへの対応を行なう。

ビジネス部会は、GPLなどに関する法的な必要注意点やガイドラインの作成、リアルタイムシステム事例やソフトウェア情報の紹介、問題点およびその解決方法の紹介などを行なう。渉外部会は各種セミナーや展示会の企画を担当する。なお、初年度内に技術セミナーを1回以上開催するという。

正会員年会費は6万円、賛助会員および特別会員は無料、個人会員の年会費は1万2000円(学生は1200円)。

10月30日現在の正会員は、EMPRESS JAPAN、(株)三枝協、(株)サードウェア、CQ出版(株)、東芝ITコントロールシステム(株)、(株)フジ・データ・システム、レーザーファイブ(株)、(有)ウェンディネッツ、(株)ナカガワメタル、(株)インタフェース、(有)りぬくす工房。

RLCは今後も会員の増加を図り、次年度までに会員数を倍増させるとしている。

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