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メルコ、DDR SDRAM採用200ピンSO-DIMMの世界標準規格を開発

2000年10月30日 18時07分更新

文● 編集部

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(株)メルコは30日、次世代メモリーDDR SDRAMを使用したノートパソコン向け200ピンSO-DIMMにおいて、JEDECの認定を受けたメモリーモジュールの世界標準規格を開発したと発表した。併せて、DDR SDRAMメモリーモジュール10ラインアップ32アイテムの製品化を発表した。価格は未定。11月下旬より随時出荷を開始する。

同社は、次世代メモリーDDR SDRAMにおいて、トップDRAMメーカー2社と役割分担し、JEDECの標準規格データの設計に参画していた。タスクグループで同社は、200ピンSO-DIMMのx16-1BANK用を開発したほか、DRAMメーカ側が担当したx8-1BANK用、x16-2BANK用とのタイミング、負荷調整など、試作段階のシミュレーション、マザーボードメーカー各社と協力した動作評価、テスターを使用した実測による検証などを担当したという。

同社はまた、次のステップとして、DDR333、DDR400、マイクロDIMM版DDRの標準化策定に参画しているという。今後も次世代メモリーの世界標準規格の普及を目指すとしている。

DDR SDRAM:従来のSDRAMのデータ転送速度を倍速化した規格。1ピンあたり1クロックで2bitのデータ転送が可能になるため、100MHzのDDR SDRAMのデータ転送は毎秒200Mbitに、133MHzのDDR SDRAMは毎秒266Mbitとなる。
SO-DIMM:小型デュアル・インライン・メモリ・モジュール。標準DIMMの改良版。小型DIMMの長さは、代表的な72ピンSIMMの約半分。
JEDEC:Joint Electronic Devices Engineering Council。電子デバイス部品の標準化を推進する米国の業界団体。現在、半導体コンポーネントのメーカーなど、約300社が会員として加盟する。

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