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セガ、社名を“株式会社セガ”に変更、業績予想を下方修正し赤字に

2000年10月30日 18時14分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)セガ・エンタープライゼスは、27日に開催した臨時取締役会で代表取締役の異動について決議、11月1日付けで現専務取締役の佐藤秀樹氏が昇格し代表取締役副社長に就任すると発表した。なお、現代表取締役福会長の入交昭一郎氏は、副会長職を退任し、取締役相談役に就任する。

同社は、組織のフラット化、人事の刷新などより筋肉質な経営基盤への体質転換を機に、商号を同社登録商標の“SEGA”に統一、11月1日付けで、社名を“株式会社セガ”(欧文表記:SEGA CORPORATION)に変更する。

新副社長の佐藤氏は、代表取締役会長兼社長の大川功氏のもとで、業務執行最高責任者として事業を統括する。また、現取締役であり(株)イサオ代表取締役社長の大山俊道氏が専務取締役に、(株)メディアファクトリーの常務取締役である香山哲氏が特別顧問にそれぞれ就任する。

さらに同社は、5月26日に公表した業績予想を修正した。連結ベースの通期業績予想数値(2000年4月1日~2001年3月31日)を、当初予想の売上高3360億円、当期純利益15億円の黒字から、売上高3200億円、当期純利益221億円の赤字と下方修正。主な原因は、欧米でドリームキャストの価格を値下げしたため。ドリームキャストの新価格による収益のマイナス要因は約185億円になるという。

セガ・エンタープライゼスは27日、2001年3月期決算の業績予想の下方修正と役員人事を発表した。当初予想の当期利益15億円の黒字(連結ベース)から、221億円の最終赤字に転落する。赤字は4期連続となる。家庭用ゲーム機ドリームキャストの欧米での値下げが主な原因。

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