このページの本文へ

セコム、東京電力、富士通、丸紅がCATV事業連合会社を設立

2000年10月26日 21時01分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

セコム(株)、東京電力(株)、富士通(株)、丸紅(株)の4社は26日、CATV網を利用したブロードバンドサービスを提供するCATV事業連合会社“ジャパンケーブルネット株式会社(仮称)”を設立することに合意し、企画会社を作り、事業開始に向けた準備を進めると発表した。4社は日本最大規模のCATV事業連合をめざすという。

設立される事業連合企画会社は、“ジャパンケーブルネット企画株式会社”で、10月17日に設立申請。資本金は4000万円、出資比率は、セコム、東京電力、富士通、丸紅各社25パーセントずつとなっている。代表取締役社長には、富士通常務取締役の古川建純氏が就任する。また、設立される事業連合会社は、“ジャパンケーブルネット株式会社(仮称)”で、設立時期は2000年12月。資本金は320億円。サービス開始は2001年4月を予定している。2003年で80のCATV会社の参加が事業目標という。

今回設立される事業連合会社は、4社の必要な各種資源の提供を受け、全面的に支援される。セコムのサイバーセキュリティー技術、富士通が保有するインターネットデータセンター、東京電力および、丸紅のネットワークインフラをベースに、セコムのセキュリティーと医療、富士通の@nifty、東京電力のTTnet、丸紅の国内外コンテンツ等の4社の保有するサービスに加え、地域情報から、全国、グローバルまでのメニューを提供していくという。そのほか、CATV各社間を接続する局間ネットワークの構築、BS/CS地上はデジタル放送に対応するデジタル配信センターの構築、CATV各社向けの放送サービスなどを行なう予定。また、同CATVサービスの加入者は、従来の放送サービスに加え、各種デジタル放送、高速・常時接続のインターネットサービス、双方向映像通信を用いたサービスなども利用できるとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン