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NTTと本田技研、車両・ネットワーク協調型情報流通技術で共同研究

2000年10月26日 16時32分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)と本田技研工業(株)の研究開発子会社である(株)本田技術研究所は24日、車載情報提供システムの高度化を実現するため“車両・ネットワーク協調型情報流通技術”に関する共同研究を11月に開始すると発表した。

車載情報提供システム:経路案内を始めとした運転情報など、車内でドライバーが必要とする情報を提供するためのシステム。初期の車載装置はスタンドアローンで動作し、地図および経路情報を提供するのみであったが、最近では、通信機能を持ち(ただし、単なるセンターと車載装置間の通信接続のみ)、センターからネットワークを介して情報提供を受けるものが広まりつつある。

共同研究は、本田技術研究所の有する車両内情報技術と、NTTの有する通信ネットワーク制御技術を連携・融合させることにより、これまで別々に開発されてきた車内システムと通信ネットワーク機能の協調を図り、利便性・快適性を兼ね備えた次世代車載情報提供システムを開発する試み。

具体的には、車の現在位置・時刻に応じて運転者が求める各種情報を絞り込んで提供する技術、あるいは運転者の運転状況に応じて通信制御を行なう技術などの開発を通じて、運転者 個々の嗜好や運転状況に即した情報を適切なタイミングで提供する車載情報提供システムの実現を目指すという。また、より使い勝手がよく機能性の高いシステムを実現すべく、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)の高度化についても研究を行なう。

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