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三菱商事とイージーシステムズがデジタルコンテンツ事業で提携

2000年10月26日 14時58分更新

文● 編集部

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三菱商事(株)は25日、イージーシステムズジャパン(株)と提携し、おもに一般消費者を対象にした音楽・映像・出版などのデジタルコンテンツ配信を共同で事業化すると発表した。

これにより、一般消費者は、イージーシステムズジャパンが日本向けに開発したIMP(インターネットミュージックプレーヤー)ソフト『イヤージャム』を使用して、米インタートラスト社の、コンテンツを暗号化したファイル“DigiBox”の再生が可能となる。

DigiBoxは、デジタルコンテンツの著作権を一般消費者が受信したあとも保護でき、コンテンツ提供者が課金および売上配分を設定できる機能をもった暗号化ファイル。正規の利用権を持つ利用者が、デジタルコンテンツを別の利用者に渡すときに、コンテンツの再配信でも、初回配信時と同様に、新たな利用者からの課金を可能にするという。

イヤージャムは、SDMI(Secure Digital Music Initiative)による音楽著作権保護基準に準拠したビューワー。MP3などのあらゆるデータ形式の音楽やビデオ映像の再生に対応するといい、パソコンのHDD、MP3携帯プレーヤー、CD-R/RWなどの記録メディアへの書込みも行なえる。一般消費者が設定した音楽ジャンルやテーマに従って、コンテンツ提供者のデータベースから自動的に検索できるソフト『オーディオボット』が組み込まれている。

なお、三菱商事は、'97年にインタートラストよりDigiBoxのライセンスを取得し、これを使用したデジタルコンテンツの著作権管理・課金処理を提供するデジタルライツマネージメントサービス“RightsWorks”の事業化を進めてきたという。

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