このページの本文へ

日本IBM、PCワークステーションのハイエンドモデルを発表

2000年10月25日 22時52分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は25日、PCベースのワークステーション“IntelliStation”シリーズの最上位モデル『IntelliStation Z Pro』など2機種3モデルを発表した。11月8日に発売する。価格はZ Proが148万円など。

『IntelliStation Z Pro』

『IntelliStation Z Pro』(6866-69J)は、CPUにPentium III Xeon-1GHz(SMP対応)を、グラフィックスエンジンには同社が銅配線技術を利用した『IBM Fire GL2』(64MB DDR-SGRAM実装)を搭載したハイエンドモデル。Fire GL2のグラフィックス処理性能は、35GFLOPSのジオメトリ演算、毎秒2700万トライアングル、 毎秒2億ピクセルのトリリニアー・テクスチャー描画に対応する。チップセットはIntel 840で、メモリーにはPC600対応で300MHz動作のECC RDRAMを512MB搭載する(最大2GBまで拡張可能)。HDDはUltra 160 SCSI対応の18.2GB(毎分1万回転)。最大48倍速のCD-ROMドライブを内蔵する。100BASE-TXインターフェース、ケースやパーツの物理的な変更を防ぐためのセキュリティーセンサーやロック機構も装備する。OSはWindows 2000 Professional(SP1)をプレインストールする(Windows NT 4.0(SP5)の選択も可能)。本体サイズは、幅216×奥行き606×高さ440で、重量は30kg。大規模なモデルデータを扱うようなデジタルモックアップ(3D CAD)やCG制作を主なターゲットとする。

『IntelliStation M Pro』(6868-78J/76J)は、その下位モデルに相当し、CPUにPentium III-1GHz、グラフィックスエンジンに、78Jは『IBM Fire GL2』を、76Jは米NVIDIA社製の『Quadro2 MXR』を搭載する。それ以外は筐体を別にすれば主な仕様はZ Proとほぼ同様となっている。価格は、78Jが128万円で、76Jが59万8000円。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン