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ACCESSと米Kopin、モバイルインターネット端末を共同開発

2000年10月24日 23時23分更新

文● 編集部

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(株)アクセスは24日、米Kopin社と業務提携し、超小型モバイルインターネット端末『BrowserScope』を共同開発することで合意したと発表した。

『BrowserScope』は、Kopinの小型液晶ディスプレー『CyberDisplay』と、アクセスの情報家電向けブラウザー『NetFront』や携帯機器向け用ブラウザー『Compact NetFront』を組み合わせた製品。携帯電話やPDAなどの“Non-PC”端末を利用して、VGA/QVGAのフルカラー表示で、インターネットブラウジングを快適に行なえるという。

『CyberDisplay』は、640×480ドット(VGA)で対角9mm、320×240ドット(QVGA)で対角6mmの超小型サイズのアクティブマトリックス方式の液晶表示デバイス(AMLCD)。これは、ガラス基板上にSOI(silicon on insulator)技術を利用してトランジスターを形成し、RGBの3色のLEDのバックライトを光源として、“color sequential technology”によりカラー表示を行なう透過型LCOS。一般の液晶素子と異なり、RGBの各光源を一定の時間間隔で順に高速で切り換え、さらにその各色が点灯している時間を画素ごとに制御する“時分割制御”を行なうことでフルカラーを表示する。

透過型LCOS(LCD On Silicon:シリコン基板をアクティブ素子に利用する液晶表示素子)。

同社では、次世代携帯電話を利用したMPEG-4の動画配信サービスに最適なソリューションとしており、将来的には、地上波デジタル放送とブラウザー技術を組み合わせた超小型インターネットテレビへの応用なども検討しているという。

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