日本電気(株)の社内カンパニーであるNECエレクトロンデバイスは23日、狭額縁・軽量化を図ったデジタルインターフェース採用の18.1型(46cm)アモルファスシリコンTFT液晶ディスプレー『NL128102AC28-07』を製品化、12月にサンプル出荷を開始すると発表した。
『NL128102AC28-07』 |
解像度は1280×1024画素で1677万色(RGB各8bit)の表示が可能。画素ピッチは縦横ともに0.2805mm。輝度は200カンデラ/平方メートル。上下左右170度の広視野角を持つ。ドライバーICとコントローラーICを統合して実装したことで、外形寸法を従来製品からを縦35mm、横を20mm小型化。併せて直下型バックライトの構造の最適化により厚さが10mm減少し、重量も300g軽くなったという。そのほか、粘度の低い液晶材料の開発による高速応答(30ミリ秒)、画素電極配置の最適化による見る方向による色味の変化(カラーシフト)の最小化も図られた。本体サイズは、幅389×奥行き30.3×高さ317.2mmで、重量は1.65kg。消費電力は39W。
製品のサンプル価格は19万円。量産開始は2001年1月で、生産規模は、既存の同サイズの3品種と合わせて、月産2万台を予定。