このページの本文へ

日本IBM、ThinkPad i Seriesに最上位機とモバイル機を追加

2000年10月25日 12時51分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は25日、コンシューマー向けノートパソコン“ThinkPad i Series”の新製品として、A4サイズのオールインワンノート『ThinkPad i Series 1800』と、10.4インチのXGAカラーTFT液晶ディスプレーを搭載したB5サイズ機『同 1124』の2機種を発表した。価格はオープンプライス。同社の通販サイト“IBMダイレクト”での販売価格と出荷開始予定は1800が25万8000円で11月2日、1124が18万9800円で10月27日となっている。

日本アイ・ビー・エム(株)は25日、コンシューマー向けノートパソコン“ThinkPad i Series”の新製品として、A4サイズのオールインワンノート『ThinkPad i Series 1800』と、10.4インチのXGAカラーTFT液晶ディスプレーを搭載したB5サイズ機『同 1124』の2機種を発表した。同社の通販サイト“IBMダイレクト”での販売価格と出荷予定は1800が25万8000円で11月2日、1124が18万9800円で10月27日となっている。

i Series最上位となる1800

ThinkPad i Series 1800は、9月12日に発表された『同 1200』の上位機種で、4、5月に新モデルが追加されている『同 1400』の後継機種となる、A4サイズのオールインワンノートパソコン。1200が最大で13.3インチの液晶ディスプレーを搭載するのに対し、1800では14.1インチの1024×768ドットカラーTFT液晶ディスプレーを搭載する。FDDを内蔵するほか、企業向けのThinkPad A/Tシリーズで採用されているデバイスベイ“ウルトラベイ2000”を備え、ベイバッテリーやセカンドHDD、DVD-ROMドライブなどのオプションが利用できる。1800にはCD-R/RWドライブが標準で付属している。また、ディスプレー上部に同社独自のポートである“ウルトラポート”も装備する。

『ThinkPad i Series 1800』

プレインストールされるOSはWindows Meで、起動時間を短くする“Fast Boot”に対応している。メールソフト『メールの王様』、愛玩電子メールソフト『PostPet for Windows ver.2』、ホームページ作成ソフト『ホームページビルダー2001』、ホームページ翻訳ソフト『インターネット翻訳の王様』、宛名印刷ソフト『筆ぐるめ』、地図ソフト『プロアトラス2001 Special Edition』、交通案内ソフト『乗換案内-時刻表対応版』、デジタルビデオ編集ソフト『MotionDV Studio』、CD圧縮ユーティリティー『CD革命/Virtual 3.0』などがプレインストール、または添付されている。またオフィスソフトとして『Microsoft Office 2000 Personal』が付属する。

ThinkPad i Series 1800のウルトラベイ2000部分のアップ。奥はPCカードスロット

主なスペックは以下の通り。

モデル名 ThinkPad i Series 1800/2632-I1J
CPU モバイルインテルCeleron-600MHz
チップセット 440MX
メモリー 64MB SDRAM(PC-100、最大256MB)
液晶ディスプレー 14.1インチ1024×768ドットTFT(1600万色表示)
グラフィックスチップ カナダATIテクノロジーズ社製Rage Mobility M(PCI接続。ビデオRAM 4MB)
補助記憶 CD-R/RWドライブ(ベイ)、FDD
HDD 20GB
PCカードスロット Type III×1(Card Bus対応)
モデム V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース シリアル、パラレル、外部ディスプレー、ヘッドフォン、マイク、ライン入力、PS/2ポート、USB
サイズ 幅317×奥行き267.5×高さ43.3mm
重さ 3.0kg
バッテリー持続時間 3時間(リチウムイオン充電池)

『ThinkPad 240Z』のi Series版1124

今回発表されたThinkPad i Series 1124/2609-73Jは、5月に発表された『同 i Series 1124/2609-53J』のディスプレー部分を10.4インチとサイズは同じまま、800×600ドットから1024×768ドットに強化したB5サイズのモバイルノートパソコン。企業向けモデルとして同様の製品『ThinkPad 240Z』が12日に発表済み。CD-ROMドライブやFDDを外付け(FDDのみ標準添付)として、携帯性を重視した製品。

『ThinkPad i Series 1124』

1800同様に、プレインストールされるOSはWindows Meで、起動時間を短くする“Fast Boot”に対応している。メールソフトをはじめとした添付ソフトも1800と同じ。ただし、オフィスソフトは『ロータス スーパーオフィス 2000』のライセンスのみが付属する。スーパーオフィスを利用する際は実費(メディア代)でCD-ROMをロータス(株)から購入(3000円)する必要がある。

主なスペックは以下の通り。

モデル名 ThinkPad i Series 1124/2609-73
CPU 低電圧版モバイルインテルCeleron-500MHz
チップセット 440MX
メモリー 64MB SDRAM(PC-100、最大192MB)
液晶ディスプレー 10.4インチ1024×768ドットTFT(1600万色表示)
グラフィックスチップ 米Silicon Motion社製SMI LinxEM4+(ビデオRAM 4MB)
補助記憶 FDD(外付け)
HDD 20GB
PCカードスロット Type II×1(Card Bus対応)
モデム V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース シリアル、パラレル、外部ディスプレー、ヘッドフォン、マイク、ライン入力、PS/2ポート、USB
サイズ 幅260×奥行き202×高さ26.6mm
重さ 1.36kg
バッテリー持続時間 1.8時間(リチウムイオン充電池)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン