ニフティ(株)は23日、米国第2位のISP(インターネットサービスプロバイダー)であるEarthLink社と、インターネットを基盤とした広範囲なビジネス提携に向け、共同プロジェクトを発足させることで合意したと発表した。
EarthLinkは約450万人の会員を持つISP。そのうちの10万人がブロードバンドユーザーで、おもに個人向けの接続サービスに重点をおいたビジネスを行なっているという。
これまでニフティがビジネス提携に向けて合意した海外ISPは、香港最大の“Netvigator”、シンガポール最大の“SingNet”、韓国大手の“Unitel”、ヨーロッパ最大のドイツの“T-Online”、ブラジルにある南米最大の“UOL”。今回の合意は6社目となり、相手先を北米地域まで拡大した。
共同プロジェクトでは、両社が日本と米国にそれぞれ持つネットワークのアクセスポイントやコンテンツ・Eコマースのサービスを相互の会員が利用できるようにすることと、インターネット上のサービステクノロジーについて両社が技術協力することを検討していく。そして、将来的には、この2国間の利用者だけでなく、すでにニフティと提携の合意関係にある各国のISPの会員も、それぞれのネットワークの利用が可能になるようなコンソーシアムの設立を目指すという。