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レベルスリー、東京のゲートウェイ施設を公開

2000年10月20日 18時42分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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レベルスリー・コミュニケーションズ(株)(以下レベル3)は20日、同社のゲートウェイ施設が完成したことを受けて、マスコミ向けに同施設を公開した。

レベル3の東京ゲートウェイ施設

レベル3は、米Level 3 Communicationsを本社とするグループの電気通信サービス会社。IP接続だけに特化しているのが特徴で、米国をはじめ英国やフランスなどで事業展開している。アジア地域では、香港Level 3 Communicationsが統括してビジネスを展開している。

日本に完成したゲートウェイ施設は、レベル3グループで48番目のゲートウェイ施設にあたる。ゲートウェイ施設からのネットワーク接続は、日米間の海底ケーブルが2001年4月に10Gbitの帯域幅で、日本と香港間が2001年第2四半期に320Gbitで、当初のサービスが予定されているほかに、日本と韓国間、韓国と台湾間の接続が予定されている。現時点では、施設は開設したもののこれらのネットワーク接続がまだ開通していないので、他社の接続サービスによって接続が提供されることになる。インターネットへの接続については、相互接続環境を提供している日本インターネットエクスチェンジ(株)への接続を確保しているという。


東京の真ん中に6000平方mの施設

完成したゲートウェイ施設は、東京・港区にある新日鉱ビルにあり、大手町や虎ノ門、赤坂といった東京のビジネス街の中心に位置している。同ビル東棟の2~7階がゲートウェイ施設に利用されている。延べ床面積は、6000平方mということだ。

東京・港区虎ノ門にある新日鉱ビル

施設には約20名のエンジニアとネットワーク管理者が所属しているほか、香港の地域管理センターや欧米の地域管理センターによって24時間365日の監視が行なわれている。施設への入室は、24時間行なうことができ、手のひらをスキャンする「パームスキャナ」と非接触タイプのカードによってセキュリティチェックが行なわれている。

香港にある地域管理センターの様子
入室のセキュリティチェック。ほかにCCDカメラが要所に配置されている

ゲートウェイの電源容量は、最大で6000kVA(キロボルトアンペア)(※1)で、もしもの場合に備えて20時間、3000kVAの発電が行なえる自家発電設備を施設に隣接して備えている。

※1 6000kVAといっても想像がつきにくい。これをレベル3はこう説明している。「6000kVAは東京地区の同規模かつ同グレードのビルの5倍の容量。UPSと直流電流システムは、2万リットルの水を沸騰させるエネルギー。冷却システムは、1時間に4トンのアイスクリームを作ることができる」と、大きな数値をわかりやすくたとえている

ラックは鍵付きの19インチ、23インチのラックスペースを設置しているほかに、スペシャルメニューとして、金網を設置したスペース、あるいは完全にほかから見えないように目隠しを施した部屋を設けるといったメニューも用意しているという。

レベル3の代表取締役社長である古田興司氏は、「IP接続に特化した安価で大容量のサービスを提供していくのがレベル3の姿勢。ISPやASPなどのサービスプロバイダに、ビデオや教育などのいろいろなコンテンツで利用していただきたい。需要を見て、大阪や名古屋などにゲートウェイ施設を設置することも将来の検討課題だが、まずは都内からだ」と語った。

レベル3の古田社長。8月に社長に就任した。元は、デルコンピュータ(株)の専務取締役を務めていた

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