今までのVisual Basicなどのフォームは「E-Form」(別名:Ruby)と呼ばれる、独自のフォーム形式であった。
今回「.NET」で追加されたフォームは「WinForm」と呼ばれ、現在のWindows(Win32)プラットフォームで動作するフォームの、標準フォームとして新しく開発されたものである。また、「Web Form」がサーバサイドで動くのに対して、WinFormはクライアントサイドで動くフォームである。そして、この2つのフォームは、「Windows Foundation Class Library(WFC)」というクラスライブラリの一部を構成している。
Microsoft.NETの各フォーム機能、そしてネットワーク機能やセ キュリティ、言語のなかのデータ構造といったさまざまな機能は、WFCのクラスライブラリの体系としてまとめられている。WFCの下に、フォームの機能を持っているクラスに実装されている。つまり「.NET」の開発者から見た機能というのは、WFCに体系化されているのである。