日本アイ・ビー・エム(株)の18日の発表によると、米IBM社は現地時間の17日、2000年度第3四半期(2000年7~9月)の業績を発表した。それによると、売上は217億8100万ドル(約2兆3523億4800万円)で、前年同期比3パーセント増となり、純利益は19億6300万ドル(約2120億400万円)で、1株あたり利益は1ドル11セント(約120円)となった。
1株あたり利益が前年同期比20パーセント増となり、収益の伸びも上半期に比べて加速したが、マイクロエレクトロニクス部門に対する需要に対応しきれなかったこと、ハイエンドサーバー製品の新製品の発売が近いことによる買い控えによる売上の伸び悩み、ソフトウェア事業の一部が9月に予想外の伸び悩みをみせたことの3つの要因により、あまり大きな収益にならなかったとしている。
サービス事業は直前期に続き、上半期の収益を圧迫したY2K問題による成長減速を相殺して余りあるほどの伸びをみせ、パソコン事業は、特にサーバーとThinkPadが好調だったため大幅な増収になったという。アジア地域の事業の成長も引き続き堅調だったとしている。