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【WORLD PC EXPO 2000 Vol.14】ブラザー、“手帳向け”シールプリンターを展示

2000年10月18日 14時08分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ブラザー工業(株)は、東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の“WORLD PC EXPO 2000”の同社ブースにおいて、12日に発表した、ウェブページを幅70mmのシールに印刷できる『スポットスナップ』などを展示している。

ブラザー工業のブース

スポットスナップは、専用のユーティリティーソフトを使ってウェブブラウザーに表示されている情報をキャプチャーし、幅70mmのシール(印字幅は最大65mm×110mm)にカラー印刷できるプリンター。プリンター本体のサイズは幅152×奥行き204×高さ84mmで、重さは1.25kg(ロールシール紙とインクリボンカセットは除く)。インターフェースはUSBのみで、ユーティリティーソフトはWindows 98/98SE/Me/2000に対応している。現在Macintosh用ソフトウェアも開発中で、来年4月以降に提供予定という。シール幅は手帳などにちょうど貼り付けられる大きさを、ということで決定されたとのこと。サンプルをみると、ウェブの情報を6穴タイプの小型システム手帳の用紙に張り付けるにはぴったりだ。11月28日に発売予定で、価格は2万9800円。

『スポットスナップ』外観は前面が落ち着いた銀色、ボディー部分がパステルグリーン
スポットスナップで印字したシールを小型のシステム手帳に貼った例

ブラザー工業ブースでスポットスナップに次ぐ勢いでアピールされていたのが、同社が'95年から手がけている、ファクス、プリンター、スキャナー、コピーの機能を1つにまとめた複合機だ。これまでは印字エンジンにモノクロレーザーのプリントエンジンを使用したモノクロ機のみだったが、5日に自社開発のカラーインクジェットエンジンを使用したカラー機を発表している。

『MFC-7400J』
『MFC-9200J』

『MFC-7400J』と『MFC-9200J』は、4色の独立インクカートリッジを採用しており、最大印刷解像度1200×1200dpi、最高で9200JはA4用紙に毎分12枚、7400Jは毎分10枚のカラー印刷が可能。従来の複合機(ファクス、プリンター、スキャナー、コピー)機能に加えて、スマートメディアスロットとコンパクトフラッシュスロットを備え、デジタルカメラで撮影した画像をパソコンなしで直接印刷したり、USBポートに接続したパソコンに画像ファイルを転送したりできる。また、ビデオ入力(アナログ)も備えており、ビデオ画像のカラープリントも行なえるなど、非常に多機能だ。7400Jは6万4800円で12月10日に発売開始予定、9200Jは9万9800円で11月10に発売開始予定としている。

このほか、9月に発表された、100BASE-TX Ethernet機能を内蔵し、印刷解像度1200×600dpi、最高でA4に毎分12枚印刷可能なのモノクロレーザープリンター『HL-1270N』(7万9800円)も展示されていた。ネットワークインターフェース内蔵で7万円台という製品は他社製品に比べて、かなり安い価格で、これまで10万円以上が当たり前だったネットワーク対応プリンターの相場に影響を与えそうだ。

『HL-1270N』下部にオプションの用紙トレーを装着している状態

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